衛星画像がとらえたボコ・ハラムの蛮行
今月上旬,ナイジェリア北東部・ボルノ州でイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」が町を襲撃し,建物の破壊,住民の虐殺を行ったという報道があった。
一昨日,アムネスティ・インターナショナルがその蛮行の結果を示す衛星画像を公開した:
"Nigeria: Satellite images show horrific scale of Boko Haram attack on Baga"
同記事の下部に掲載された,ボコ・ハラムによる襲撃前(1月2日)と襲撃後(1月7日)の画像を比べると住宅が焼き払われ,木々(赤色で表示)も枝ばかりになっているのがわかる。
アムネスティ・インターナショナルによれば,Bagaという町では620軒,その近くのDoron Bagaという町では3100軒以上もの建物が焼き払われたという。
昨今のフランスでのテロ事件と合わせて,イスラム過激派に対する非難の声が高まるだろうことは容易に予想される。
ついでに。
テロリストに対する非難は当然のことだが,フランス某紙の風刺画についてはいかがなものかと思う。
批判や風刺はテロリストに対して向けられるべきで,預言者に対しては行われるべきではない。言論の自由のみ前面に出して,他者への思いやりや敬意を欠いているのでは,万人の万人に対する争いが広がるのみだ。
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