うろ覚え。高倉健エピソード
手元に資料がなく,記憶だけで書くので不正確だが,先日亡くなった高倉健のエピソードを一つ。
横尾忠則がANA機内誌「翼の王国」に書いていたエピソードである。
あるとき,高倉健の自宅が火事になった。
「健さんの家が火事だ」と聞いた横尾忠則が駆けつけると,消火作業の横で,見舞客にコーヒーをふるまう高倉健の姿が。
「お忙しい時にすみません」と。
コーヒーをどうやって調達したのか等,いろいろと疑問があるが,自分の不幸を脇に置きながらの行動。人々への気の使いようはけた外れであった。
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コメント
話好き冗談好きで集まってワイワイやるのが好きな人だったと、いろいろなところで語られていますね。
映画監督の澤井信一郎が助監督時代の思い出として健さんの蕩尽振りの清潔さ、と言うことを語っていました。大物俳優によくあるような子分を集めて豪遊するという威張ったスタイルではなく「お金が手元にあるなんて不本意だ、とにかくみんなで使ってゼロにしちゃおう」という特異な雰囲気だったとか。面白い人だなとひどく感心したものです。
投稿: 拾伍谷 | 2014.11.28 18:57