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2014.11.17

【7~9月期GDP速報値の衝撃】ガーディアン紙は「景気後退」だと言ってのけた

7~9月期のGDP速報値が「年率マイナス1.6%」だったことで,市況は大荒れだった。

速報値が出る前に「日本経済研究センター」がまとめた民間のエコノミスト42人の予測値は「年率プラス2.47%」だった(NHK11月14日報道)から誰もが腰を抜かした。

小生が常日ごろ師と仰いでいるカブドットコム証券山田勉さんも「7-9月GDP▲1.6%の瞬殺」と言うぐらいの有様である。

Stockexchange
(Photo by dhester

国内紙では「安倍首相,正念場」等と希望を残した表現をしているが,海外紙は国内紙と違って遠慮が無く,ガーディアン紙などは「不況に陥っている」などと表現している:

"Japan drops into recession"
Shrinking of economy surprises analysts and spells trouble for Shinzo Abe, who is expected to call election for next month (by Agence France-Presse, The Guardian, Nov. 17, 2014)

この月曜日まで株屋の世界では,7~9月期のGDP速報値が多少悪くても,消費税延期期待+景気浮遊策(そして総選挙で与党の強さを再確認)でポジティブな変化が訪れるという甘いシナリオが広がっていたのだが,あまりの数値の悪さに全てが一気に吹き飛んだ感がある。選挙やっている場合か?

後知恵で考えると,景気が悪くなっている証拠はいろいろ挙がっていた。専門家はそれを見ないようにしていたというのが本当のところだろう。ナシームが『ブラック・スワン』で言っていたところの「物言わぬ証拠の問題」である。「セレクション・バイアス」と言っても良い。

それにしてもメディアのみならず甘利大臣までが「台風などによる天候不順」を理由の一つに挙げ続けるのはいかがなものかと思う。

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