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2014.10.16

頭のおかしいオランダ系ニュージーランド人がアンコール遺跡群バイヨンの仏像を破壊した件

今,カンボジアで話題になっているのが,このニュース。

先週,ニュージーランド在住のオランダ人女性Willemijn Vermaat (40歳)がアンコール遺跡群のひとつ,バイヨン(ヒンドゥー・仏教混交寺院)の仏像を破壊したという。

壊されたのは12世紀後半,ジャヤバルマン7世の治世に作られた仏像。1988年に修復され,バイヨンに設置されていた。

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↑写真は小生が2007年に撮影したバイヨンの南大門。壊したのはこれではない。


現地英字紙カンボジアデイリーの記事はこれ:

"Tourist Wanted for Breaking Buddha Statue" (by Aun Pheap, Cambodia Daily, October 13, 2014)

同記事ではこのようなことが述べられている:

  • Vermaat(フェルマート)容疑者は10月9日晩にバイヨン内で行方不明になった
  • 翌朝,修復作業員がフェルマート容疑者を発見し,警察が拘留・尋問
  • 金曜日の夜,警察がフェルマート容疑者を解放した直後,フェルマート容疑者が発見された場所で仏像が破壊されていたことが判明
  • 警察はフェルマート容疑者を再拘留しようとしたが,すでに出国
  • アンコール遺跡群を管理するアスパラ・オーソリティのトップ,ソク・アン副首相はニュージーランド当局と協議すると述べた

この記事の時点ではフェルマート容疑者からの発言はなかったが,その後,米紙デイリーメイルがフェルマート容疑者のどうかしている発言を報じている:

"Tourist who smashed Buddha statue while 'hearing voices' inside Cambodia's Angkor Wat says it was fake and didn't belong there" (By Chris Kitching, MailOnline, 14 October 2014)

この記事によると,フェルマート容疑者は

「バイヨンで何かが自分に呼びかけた」 「バイヨンは仏陀ではなくイナンナという女神にささげられたものである」 「仏像は本来,バイヨンにあるべきでなく,除去されなくてならない」

などとおかしな主張をしているとか。


イナンナはシュメール神話の金星の女神。

まさかとは思うが,フェルマート容疑者はシュメールとクメールがごっちゃになるぐらいの知識しかないのでは?

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