【キュレーション】今週の注目記事(2014年9月第3週)
以前も同じことをしたが,今週,小生が気になった記事を並べている。自分用のメモでもある。
「チンパンジーの暴力性は『生まれつき』,従来説を否定 研究」(2014年9月18日,AFP)
チンパンジーの暴力性は生まれつきの性質によるものだとする論文が9月17日の英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載されたという報道。
これは前から小生も思っていた。ナショジオかディスカバリーか忘れたが,チンパンジーに襲撃され,顔を失った人の証言を見たことがある。子供のチンパンジーは可愛いが,大人のチンパンジーは非常に危険である。一般人の手にはおえない。
マイケル・ジャクソンが飼っていたバブルス君も大きくなってから専門の施設に引き取られた。ラトゥーヤが大きくなったバブルス君を訪ねるドキュメンタリーを見たことがある。これもナショジオあるいはディスカバリーだった。
チンパンジーの暴力性については人間のせいだとする説もあったようだ。自然界は調和が取れていたのに,人間が乱した。人間,悪い,という素朴自然観。
きっと論争は続くだろうが,小生は生まれつき説の方を信じる。
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「朝日廃刊運動のエグすぎるシナリオ」(2014年09月18日,東京スポーツ)
先日来,ずっと盛り上がっている朝日新聞の例の騒動。朝日新聞,潰れるのかねぇ?
朝日新聞がつぶれたとして,新聞市場にぽっかりと空いたその穴は他の新聞が埋めるのだろうか?
小生の考えでは,それは無い。紙の新聞の市場は朝日新聞がつぶれたらその分だけ縮小するのだと思う。今現在進行している,紙の新聞の市場の縮小が加速されるだけだと思う。
ついでにこれも挙げておこう:「朝日新聞の記者諸兄へ」(2014年09月13日,FACTA Online)。
以前,本ブログでも取り上げた「グノーシス派」の聖典の一エピソードとジャーナリズムを結びつけた,かなりの力技のブログ記事である。
「コラム:スコットランドの独立機運が世界に鳴らす警鐘」(2014年9月17日,ロイター)
このブログが公開される頃には状況が定まっているかもしれないが,例のスコットランド独立の件。
スコットランドが独立しようとしまいと,今回の騒動の流れを作ったのはスコットランド独立派であり,彼らは世界中の政治経済に起こっている大きな動きの代表例であるという話。
「経済より自治」,「エリートの凋落」,この2つは日本においても銘記するべき事項だと思う。
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