「アイス・バケツ・チャレンジ」が一部で愚行化している件
「アイス・バケツ・チャレンジ (Ice Bucket Challenge)」というのが流行っているとか。
日本でも孫社長や秋元プロデューサーやノーベル賞山中教授がチャレンジなすったとか聞く。
Wikipediaによれば,
「バケツに入った氷水を頭からかけている様子を撮影し,それをフェイスブックやツイッターなどの交流サイトで公開する,あるいは100ドルをALS協会に寄付する,あるいはその両方を行うかを選択する。そして次にやってもらいたい人物を3人指名し、指名された人物は24時間以内にいずれかの方法を選択する」
というルールで展開されているらしく,楽しげなチャリティー活動であるとは思う。
だが,どうも愚行化しつつあるようで,こんな記事も出ている。
"How NOT to accept the ALS ice bucket challenge" (by By Jenny Awford for MailOnline, published: 17:40 GMT, 19 August 2014)
この記事ではYoutube等,動画サイトにアップされた動画を掲載しているが,いずれもアイス・バケツ・チャレンジで発生したトラブルの映像である。
氷水を入れたバケツが大きすぎて軒の樋を壊してしまったり,氷水で滑って転んだり,バケツが頭にヒットしたり……。
この記事で取り上げられている人々が必ずしも該当するわけではないが,ALSが何なのか知らずにやっている人もいるかもしれないし,アイス・バケツ・チャレンジをするだけで寄付しない人もいるかもしれない(それも選択肢の一つなので)。
そのうち死人がでますよ。
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コメント
短期間で広範囲に運動を広めるにはこうした「不幸の手紙システム」は良い方法なのでしょうが、指名制なのが気になります。
著名人の場合、どのような反応(無視することも含め)をするか公開されてしまうわけで実質的な同調圧力として機能しているのではないでしょうか。まあ指名する際は知己の人を選ぶでしょうから洒落の範囲で収まるのでしょうが…
(けしてアホではない)著名人がアホのふりをしてはしゃいでも、それで運動が広がって募金も集まれば良いではないか、とも言えるのでしょうが、釈然としない何かが残るように感じられてしまうのはなぜなのでしょうかね。
投稿: 拾伍谷 | 2014.08.21 23:08
著名人の方はまあ有名税として募金するのであろうと思います。
一般の人々の場合は……。以前,バイトテロで炎上が続いていたことの裏返しバージョンのような気もします。
それはそうと,「アイス・バケツ・チャレンジ」の発案者の一人,コーリー・グリフィンが海に飛び込んで溺死したとのこと。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140821/amr14082118210009-n1.htm
二階建てビルから港に飛び込み,脊椎を損傷して溺死したというから,悪ふざけではないかと思います。
直接の関係は無いにしても,これから「アイス・バケツ・チャレンジ」で死者が出る前兆ではないかと。
投稿: fukunan | 2014.08.22 00:26
ネット、ないしSNSの全面化以降、ごく平凡な市井の人が全世界に向けて情報発信し、場合によっては(ごく稀に)著名人の仲間入りをする(したかのように錯覚する)現象があるわけなのですが、そこで考えなければならないのは今や「著名人」という概念そのものが融解しつつあるという現実であって、しかし、依然として「市井」から「著名」な「セレブ」の世界にあこがれる古典的欲求に基づいて世界のそこここで愚行が繰り広げられる状況とはいったい何なのだろうかと考えさせられるものがあります。
みんな(「市井の人」も「著名人」も)とうの昔に失効している物語に縋り付いているのではないかと。
そんなときに何というべきなのか。「馬鹿なことはおやめなさい」とでも言えば良いのでしょうか? えらく疲れる話だと思いますが。
投稿: 拾伍谷 | 2014.08.23 01:56