超大作「覇記」更新,「美味しんぼ」騒動,その他マンガ関連
ここ数日,執筆活動とか雑用で忙しくて記事を更新していなかった。
本日はマンガ関連の小ネタ集で記事を書く。
【その1】 5月6日に超大作「覇記」更新
連休最終日,2014年5月6日に「覇記」の162話が掲載された。半年ぶりである。
前回,貞山青葉が仙台王として戴冠し,北上侵攻を宣言したが,今回はそれが本格化。貞山青葉は日向王子を新たな北上王として擁立する方針を示す。
東北の覇権を巡る争いのプロットをまとめるため,著者にとって半年間という時間が必要だったのかもしれない。
【その2】 5月14日「カンニング・スタンツ」更新
昨日5月14日に「カンニング・スタンツ」第27話中編が掲載された。季布旗下の陳平はなかなかの曲者。
あと,項籍(項羽)の重瞳(多瞳孔症)について触れている。
【その3】 銀河声優伝説
Liontan氏が運営する"Hyper Lion tan"というサイトに「銀河声優伝説」シリーズというのがある。
アニメ版「銀河英雄伝説」に出演した声優をネタに,1,2頁モノのパロディ(?)マンガを定期的に掲載しているが,絵が達者。荒木飛呂彦だろうが,福本伸行だろうが,なんでも画ける。
【その4】 「美味しんぼ」騒動
「鼻血」描写が福島に対する風評被害だということで,騒動になっているが,言論・表現を封じちゃいけません。雁屋哲も福島県側も双方とも主張し続ければよい。
「鼻血」描写ばかり議論されるが,それは「美味しんぼ」の描写の一部であって,この作品の本当の意図はむしろ「福島の豊かな食文化に対する畏敬の念と愛情,それを育んで来た土壌・自然が失われてしまったことへの嘆き」にある,ということを舩橋淳という映画監督がハフィントン・ポストで書いている。
「『美味しんぼ』の鼻血問題:敵を見誤ってはいけない」(舩橋淳,2014年5月13日,ハフィントンポスト)
いまの世の中,文脈を読まずに部分だけ取り上げて議論する傾向があるような気がするが,ネットのせい?
というかコミュニケーション手段がどんどん短文化していること(Webページ -> ブログ -> twitter -> Line)が影響しているのか?
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コメント
オーベルシュタインのR・田中一郎とケスラーのクワトロ・バジーナが世代的にヒットしました。
コミュニケーションの短文化は高速化とセットで進んでおりますね。たしかに便利にはなったのですが…
その一方でネット的な論争術(相手の一番弱いところを徹底的に叩く)が一般化/全面化してきている様に思えます。法廷論争術に由来しているのでしょうか? これは敵を殲滅するための弁論術であって、対話をするためのものではありません。
今年はルワンダ虐殺から20年と言うことで関連書を読んでいたのですが、そんなことを思いました。
投稿: 拾伍谷 | 2014.05.16 01:52