鞆の浦名物,保命酒(ほうめいしゅ)は日本のグリューワイン
前にも紹介した(参照)が,鞆の浦の名物の一つが「保命酒(ほうめいしゅ)」である。
十六種の薬草(高麗人参,桂皮,陳皮,菊花,やまの芋,甘草,サフラン,枸杞子,黄精,丁子など)を漬け込んだ甘い薬味酒で,明治までは鞆の浦の中村家の独占製造・販売だった。
幕末,ペリーやハリスをもてなした際には保命酒が食前酒(アペリティフ)として供されたという。
中村家は明治33年に廃業。明治以降は次の4社が製造・販売を行うようになり,今もそれが続いている:
以前,小生が福山駅で購入したのは。「岡本亀太郎本店」製の500ml,1000円のものだった(↓)
今回は岡本亀太郎本店で杏子を加えた「杏子姫」を,入江豊三郎本店で「十六味保命酒」を,それぞれ購入した。試飲したが,岡本亀太郎本店製のものは味が濃く,リキュールらしい味,入江豊三郎製のものは味が淡く,薬草の匂いが強い感じである。
各社のホームページからも発注できるし,アマゾンでも購入可能なので興味ある人はご購入を。
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