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2014.04.24

没後60年,「折口信夫」がアツい

折口信夫は1953年(昭和28年)9月3日に没した。ということで現在,没後60年を経たところである。

現在発売中の『現代思想 2014年5月臨時増刊号 総特集=折口信夫』は安藤礼二,富岡多恵子,そして折口の直弟子である岡野弘彦を執筆陣に迎えた豪華ラインナップで特集を組んでおり,読みごたえがある。

現代思想 2014年5月臨時増刊号 総特集=折口信夫現代思想 2014年5月臨時増刊号 総特集=折口信夫
安藤礼二 中沢新一 小松和彦 藤井貞和 赤坂憲雄 松岡正剛 島薗進 原武史 岡野弘彦 富岡多恵子 辻原登

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それにしても松岡正剛が何を書くのかと思っていたら,「学生運動でボコボコにされ,その後遺症で脳圧が上がって治療していた頃に,折口の著作を読み始めた」という,折口作品との出会いについて語っていた。著作の内容よりもどのように著作に出会ったかという体験を書くあたりが松岡正剛らしいと思った。

さて,それはさておき。

小生も本ブログでたびたび折口信夫=釈迢空を取り上げているので,今回はそれらの記事のバックナンバーをリストアップして紹介しておこうと思う。

結構たくさん書いているなぁ。

小生のみならず,なぜ多くの人が折口信夫に惹かれるのか?

『反折口信夫論』を上梓した村井紀は戦時における折口の責任を追及してやまないわけだが,そういうのをわかったうえで,まだまだ多くの人が折口信夫の文章・思考・人生から影響を受け続けているわけである。ちなみに村井紀も『現代思想 2014年5月臨時増刊号 総特集=折口信夫』に文章を寄せている。

反折口信夫論反折口信夫論
村井 紀

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コメント

没後60年とは、言われて気が付きました。
先日の柳田国男と宮本常一の話も興味深く読ませていただきましたが、私もここ数年彼らの著作を振り返ることが多くなっております。その過程で彼らの相関関係も改めて考え直させられたり。
あるいは西田幾多郎周辺や内村鑑三周辺など・・明治の頑固な一徹者とその弟子たち。友人、ライヴァル、高弟、離反者、さまざまな個性の去来に思いを馳せております。

投稿: 拾伍谷 | 2014.04.25 00:13

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