【STAP細胞騒動】福岡先生の一言
STAP細胞騒動について,福岡伸一先生(青学教授)が昨日の朝日新聞にコメントを寄せていたが,最後の一言が良かったので引用:
最高権威だった科学誌の審査が機能せず,草の根的なレビューが機能したという点で興味深い。(2014年3月15日,朝日新聞「過失か作為か明確に」)
同じ記事の他の言葉も含蓄がある:
科学は本来,もっとじっくり「How(どのように)」を問うべきものだ。(2014年3月15日,朝日新聞・同記事)
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この本はもちろんSTAP細胞などとは関係が無い。だが,同じ生物学でもこういう考え方の枠組みを持ち,こういう姿勢で取り組んできた人がいるということを知るのは非常に重要だと思う。
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