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2014.03.30

荒川ケンタウロス『迷いの森』がイイ!

カーラジオでFM山口に合わせていると,今月(3月)のヘヴィ・ローテーションとして流れているのがこれ,荒川ケンタウロスの『迷いの森』である。

とにかくイイ。「踏みし~めてあ~るいて~」の「し~」の裏返った声が耳に残る。

2009年に東京国分寺で結成された5人組バンド。楽曲制作を手掛けるギターの楠本氏は下関の出身。ということで,山口県民は荒川ケンタウロスを後押しすべし。

ちょっと前の記事だが,exPoPにインタビュー記事が掲載されているので興味ある人はご一読を:

輝きを忘れない5人の仲間たち、荒川ケンタウロス インタビュー - exPoP!!!!! web site」(2012年1月17日)


よどみに浮かぶうたかたはよどみに浮かぶうたかたは
荒川ケンタウロス

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ちなみに名前の由来になったのは長尾謙一郎『おしゃれ手帖』に登場する会社名「(有)荒川ケンタウロス」。もちろん長尾氏の許諾を得ている。

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2014.03.29

【ポリオとの戦い】 インドでは根絶 アフガニスタンでは苦戦 シリア・イラクではアウトブレーク

WIRED Vol.11では,「世界の90%」つまり貧困にあえぐ人々のためのイノヴェイションが中心的なテーマとなっている。

その一環としてアフガニスタンにおけるポリオ根絶のための戦いについての記事が掲載されている:「The Surge ポリオ撲滅 アフガンを治癒する『史上最大の医療作戦』」

WIRED Vol.11の表紙はその活動の光景を映したものだ。

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ポリオ撲滅のための武器は予防接種だ。

ポリオの前は天然痘が予防接種の徹底によって撲滅された。予防接種を展開するためには対立しあう全ての政治勢力の協力が必要だ。天然痘撲滅作戦は冷戦時代に展開されたが,当時の東西両陣営も,内戦を展開していたナイジェリアとビアフラ共和国も,ソマリアの各政治勢力も,全てこの作戦に協力した。

その結果,77年10月のソマリア人青年を最後に,自然感染の天然痘患者は報告されなくなり,WHOは1980年5月8日に天然痘の根絶を宣言した。

ポリオの撲滅作戦はすでに多くの国で進展している。つい昨日,インドで根絶されたとのニュースが入ってきた(参考:「WHO『インドでポリオ根絶された』」NHK,2014年3月28日)


  ◆   ◆   ◆


しかし,まだポリオとの戦いが続いている国々もある。アフガニスタンとパキスタンの国境地帯も主戦場の一つだ。

アフガニスタンにおけるポリオ撲滅作戦に対する最大の障害は,タリバンの協力が得られないということである。

WIRED Vol.11の記事によれば,かつてはタリバンもこの作戦に協力的だった。しかし,2012年,タリバンの指導者がこの作戦をアメリカの謀略と見なしてから状況が変わった。

ペシャワールのポリオ予防接種センターへのテロで死者が出ている。ワクチン接種チームは武装警官に護衛されながらタリバン勢力圏で活動している。


  ◆   ◆   ◆


政治的対立がポリオ撲滅の障害となっているのはアフガニスタンだけではない。

インドにおけるポリオ撲滅作戦が報道されたのと同じ日,The Guardianはシリア・イラク間でのポリオのアウトブレークについて報道している:

"UN brands polio outbreak in Syria and Iraq 'most challenging in history'" (by Sam Jones, the guardian, March 28, 2014)

シリアではすでに38の症例が報告されており,それはイラクでの発症例に端を発しているとのことである。

シリア内戦により衛生インフラは破壊されている。そして,難民は国境を超えて移動している。こうした状況の下,中東でポリオが猛威を振るう可能性が高まっている。


  ◆   ◆   ◆


これらの状況を見て小生が感じるのは,WHOなどの国連機関や人道支援NGOが,かつてほどの信頼や敬意を得られなくなってきているということである。

かつて,すなわち20世紀は政治勢力同士の対立があっても,科学,進歩,近代化(現代化)への信頼,信奉の枠組み,換言すれば「未来への夢」は共有化されていた。それゆえに国連の活動,とくに人道的活動は受け入れられ,天然痘の撲滅作戦は成功したのだと思う。

しかし,現代,すなわち21世紀はもはやそういった夢は共有されなくなってしまった。ポリオ撲滅が,イスラム原理主義勢力の活動する地域で進展しないというのは,その現れであろうと思う。


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2014.03.27

森薫『乙嫁語り』 マンガ大賞2014受賞の件

小生は6巻を買いそびれて,5巻までしか本棚に入っていないのだが,森薫センセの『乙嫁語り』「マンガ大賞2014」を受賞したとのこと(参考)。

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『エマ』でご存じだと思うが,この人の絵の描きこみ具合と言ったら,もう大変なものです。

舞台は19世紀の中央ユーラシア某所。遊牧民の娘アミルが8歳年下のカルルクと結婚して,あれこれ騒動が起きたり,という内容。

第3巻では舞台が移ってイギリス人探検家と遊牧民女性との悲恋が描かれたり,第4~5巻ではまた舞台が移って双子の姉妹の婚姻までのプロセスが描かれたりしている。

それにしても遊牧民を中心に描いた作品なんて非常に珍しい。

小生は最近,この漫画の舞台となっている19世紀の中央ユーラシアに興味を持っている。

そのころは南下するロシア帝国と,インド経由で北上する大英帝国との間で「グレートゲーム」が繰り広げられていた。 『乙嫁語り』でもロシアの気配がちらほら見える。

小生が前に第1章だけ訳してみたサー・ウィンストン・チャーチルの『マラカンド野戦軍』もグレートゲームの一環である。

グレートゲームは日本も無関係ではなく,日露戦争もグレートゲームの一環として日本が大英帝国の駒となって参戦した戦いなのである。

最近,問題になっているウクライナ問題も,グレートゲームの続きとして見ることができる。復辟(ふくへき)した白いハーン:プーチンと,大英帝国の跡を継いだ米国とのユーラシアの覇権をめぐる争いというわけである。

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2014.03.25

アフガニスタンでは4月5日に大統領選挙を迎える

今,手もとに2011年10月6日の毎日新聞1面の切り抜きがある。

「タリバン首都包囲網 アフガン戦争10年 戦闘激化」という見出しが付いている。

同じ日の3面にも関連記事が掲載されており「政府統治『点』に縮小」という見出しの下,大都市を除くアフガニスタンの大部分がタリバンの支配下に置かれている状況をレポートしている。

同記事では女性社会活動家で元下院議員のマラライ・ジョヤ氏の発言を紹介している

「カルザイ大統領は一国の大統領ではなく,『カブール市長』になってしまった。これが,世界最強の米軍が10年にわたって駐留した結果だ」

つまり,アフガニスタン政府が掌握しているのはカブールやジャララバードといった大都市のみで,それらの都市がタリバン支配地域の海の中で孤島のようになっているのが2011年10月の情況だったということである。

これらの記事は2001年10月7日に始まったアフガニスタン戦争から10年経過したことを機に書かれたものである。では,その後のアフガニスタンの情況はどうなっているのか?

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  ◆   ◆   ◆


オバマ政権は今年,2014年末までにアフガニスタン政府に治安権限を完全に委譲することを宣言している。これに伴い,アメリカ主導の北大西洋条約機構(NATO)の国際部隊の撤退が進められている。

この状況下で,タリバンは勢力を拡大しつつある。「NHKワールドWave Tonight」が2013年9月30日に「アフガニスタン 自立・安定への険しい道のり」という特集を組んでいるのだが,国際部隊が撤収するたびにタリバンが支配地域を拡大しているという状況が紹介されている。

アフガニスタン政府が掌握していた数少ない大都市もいよいよタリバン支配地域の海に飲み込まれてしまうのだろうか?


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  ◆   ◆   ◆


来月,というか来週の2014年4月5日,アフガニスタンでは大統領選挙及び県議会選挙が実施される。

タリバンの上層部はこの選挙には正統性が無いと非難し,各地にいるタリバンの指導者に選挙妨害を指示している。

カブール市内でもタリバンほか反政府組織の活動が活発化している。選挙妨害と直接関係あるかどうかわからないが,3月11日にはスウェーデン人ジャーナリストがカブール中心部の路上で(参考),3月20日にはアフガニスタン人ジャーナリストがカブール市内の高級ホテル・セレナで(参考)射殺されている。

外務省の海外安全ホームページを見ると,アフガニスタン全土にレッド・アラート,退避勧告が出ている(参考)。もはや最悪の状態である。


  ◆   ◆   ◆


なぜ,タリバンが勢力を拡大できるのか,というと,タリバンを支持する人々がいるからである。Zachary Laubの記事"The Taliban in Afghanistan"によるとアフガニスタン人の1/3(主としてパシュトゥン人と農村部の人々)は反政府武装勢力,とくにタリバンにシンパシーを感じているという。

アフガニスタン政府に対する不満,とくに腐敗への不満がタリバン支持につながっているようである。国軍や国家警察は高い信頼を得ているが,地方の警察は民兵と変わりなく,人々に対して強圧的で,金銭を徴収したりして評判が悪い。農村部では政府が設立した法廷よりもタリバンが設置したイスラム法廷の方が,民族差別もなく賄賂も要求せず,信頼に足ると支持されている。


  ◆   ◆   ◆


以前,『アフガン零年』(2003年)という映画を見た。タリバン政権下で生きる少女とその家族の恐怖と苦しみを描いた作品である。エンディングには絶望した。

アフガニスタン政府は今後も都市連合としてかろうじて存在し続けるかもしれない。だが,そこから一歩でも出ると「アフガン零年」の世界が広がっている・・・そんな未来が待ち構えているような気がする。


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宮本常一の父から息子への十か条――佐野眞一『旅する巨人』を読む

ずいぶん前に出た本だが,佐野眞一『旅する巨人―宮本常一と渋沢敬三』を読んでいる。

宮本常一については本ブログでもたびたび取り上げた(例えば「調査地被害」とか「宮本常一『塩の道』と『絵巻物に見る日本庶民生活誌』を読む」とか)。だが,その生涯をまとめて調べたことは無い。また宮本常一を支えた渋沢敬三についても無知だった。

宮本常一の生い立ちは面白い。

宮本常一は素晴らしい祖父と父に恵まれ,彼らの薫陶を受けたことが宮本常一の研究活動の基盤となっている。

旅する巨人―宮本常一と渋沢敬三 (文春文庫)旅する巨人―宮本常一と渋沢敬三 (文春文庫)
佐野 眞一

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宮本常一が故郷・周防大島を離れ,大阪に向かう時,父・善十郎は宮本常一に十か条のメモを取らせたという。

『旅する巨人』の32~33頁には,その内容が記されているが,その内容が実によい。

小生なりに書き直してみると次のようなものである。

  1. 汽車に乗ったら窓から外をよく見よ
  2. 初めて訪ねた町や村では,高いところに上って周りを見よ
  3. 金があったらその土地の名物を食べておけ
  4. 時間があったらできるだけ歩け
  5. 金は稼ぐよりも使うのが難しいということを忘れるな
  6. 30歳までは好きなようにやれ
  7. ただし,病気や自分で解決できないことに遭ったら故郷に戻れ
  8. これからは親が子に孝行する時代だ
  9. 良いと思ったことはやってみよ。失敗を責めはしない
  10. 他人の見残したものを見よ

宮本常一が生まれ育った周防大島は移民の島として知られ,明治時代には3913人ものハワイ移民を輩出した。善十郎はハワイにこそ行かなかったが,若いころは塩の行商をしたり,甘藷栽培のためにフィジーに渡ったりと,世間を広く渡り歩いた経験を持つ。

善十郎は小学校こそ出ていなかったものの,世間を見て回った経験や人から聞いた話を総合して,一つの知識体系を獲得していた。その経験的知識体系を踏まえて常一に語ったのが上述の十か条である。

第8条は教えとは言い難いが,残りの各条にはなるほどと感心するような含蓄がある。

例えば,第1条の「汽車に乗ったら窓から外をよく見よ」というのは,単に景色を眺めろと言うことではなく,家々の大きさ,つくり,田畑の作物の成長具合をよく観察して,それぞれの地域に住む人々の生活状況を把握せよ,という意味である。宮本常一のその後の活躍を考えれば,これは研究者の目を養え,ということだったというように思えてくる。

また例えば,第2条の「高いところに上って周りを見よ」というのは,道に迷わないように,そして町や村全体の様子を把握できるように俯瞰せよ,という意味である。しかし深読みすれば,単に旅の心構えとしてだけでなく,人生の様々な局面において俯瞰するということの重要性を伝えているようにも思えてくる。

残りの各条について知りたければ本書を読んでいただきたい。

父・善十郎から息子・宮本常一への十か条は,宮本常一だけでなく,あらゆる人に指針を与えてくれるようなものだと思うが,いかがだろう?

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2014.03.24

根本敬『物語 ビルマの歴史-王朝時代から現代まで』を読んだ件

ラオス滞在中の読み物として根本敬『物語 ビルマの歴史-王朝時代から現代まで』(中公新書)を買ったのだが,あまりの分厚さに中断を繰り返しながら読んでしまい,結局,昨日読み終わった。

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根本 敬

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どのくらい分厚いかというと,柿崎一郎『物語 タイの歴史』が310頁(本文+年表),岩崎育夫『物語 シンガポールの歴史』が262頁(本文+年表)であるのに対し,この『物語 ビルマの歴史』はなんと458頁(本文+年表)もある。下手すりゃ新書2冊分である。

著者も分厚さを気にしているらしく,

「関心を持ってこの本を手にとられた読者も,この分厚さに読む気をそがれるかもしれない。そのときは,本書の中に計20編ちりばめたコラムから読んでいただければ,ビルマの『歴史の香り』を少しは感じ取ってもらえると思う」(437頁)

と「あとがき」に記している。まあ,執筆依頼から出版までに17年費やした力作だから仕方あるまいと思う。


  ◆   ◆   ◆


本書は,国民国家としての現在のビルマ(ミャンマー)の存立基盤を描き出すため,古代史・中世史の部分はバッサリと潔く切り捨て,英国による支配以降の近現代史を詳しくわかりやすく記述している。

本書については,KINOKUNIYA書評空間BOOKLOGで早稲田の早瀬晋三先生が書評を書いているが,そこでは「あとがき」と「終章」に焦点があてられている。

「終章」では「民政移管(2011年3月)」後のビルマ(ミャンマー)が抱える3つの課題,「民族問題」「教育改革」,「経済改革」が取り上げられており,JETROやJICAの関係者,そしてミャンマー進出を企てる日本企業各位にとっては,第10章407~410頁とともに,この章は必読の章と言えるだろう。ちなみに第10章407頁に出てくる「人材育成センター開設プロジェクト」は小生の知り合いが担当してます。

ということで経済人には終章(と第10章)が最重要パートだと思うが,本ブログでは別のところに焦点を当てたいと思う。


  ◆   ◆   ◆


本書はアウンサンスーチーの半生や思想に紙数を割いているが,これは本書でも重要な部分だと思う。

アウンサンスーチーについての一般の認識は「独立の父,アウンサン将軍の娘」だとか「ミャンマー民主化運動の指導者」だとか,ニュース番組上で聞かれるレッテル以上のものはあまりないと思う。本書を読むまでの小生の認識もその程度。

だが,本書を読むとその生い立ちから思想形成過程までを概観することができる。アウンサンスーチーが「独立の父,アウンサン将軍の娘」であることは間違いない。しかし,1988年の民主化運動に巻き込まれるまでは,彼女は,ビルマのナショナリズム形成過程とその特質を思想史の枠組みの中で明らかにしようと務める一学究であった。父アウンサンと日本との関係について学ぶために日本でも研究生活を送っている。彼女は三島由紀夫の小説を原書で読めるほどの語学力を持っている。

本書の著者はアウンサンスーチーの思想を「恐怖からの自由」,「思想と行動の一致」,「正しい目的と正しい手段」,「真理の追究」という4つの言葉でまとめている。これらの言葉一つ一つの解説は本書372~379頁をお読みいただくことにして,本書の著者はアウンサンスーチーの思想を「強烈なまでの自力救済的な生き方を象徴している」と評している。また,「上部仏教(テーラヴァーダ仏教)的」とも評している。

「ミャンマー民主化運動の指導者」であることは間違いないが,アウンサンスーチーは「何も考えずについてこい」的な指導者ではない。彼女は,ミャンマー国民に対して「一人ひとりが恐怖に打ち勝つ努力を行うべきである」(373頁)と義務を課し,「何よりも,まずは各人が自分のなかの『恐怖』を克服して,不当な命令にはけっして服従しないという生き方を軍政に対して示すべきである」(374頁)と諭す思想家なのである。

自分で考え,行動せよ,とアウンサンスーチーは主張しているわけだが,民主化運動家たちが,こういう思想を理解して行動しているかというとどうも怪しい。次世代の指導者が育っていないことがそれを如実に表しているようである。


  ◆   ◆   ◆


この本,分厚いだけあって,いろいろと紹介したい話題がある。例えば,「ミャンマーとビルマという呼称の違い」とか「ビルマ人には苗字は無い」とか「タイの近代化成功とビルマの近代化失敗」とか「英国による支配を支えたビルマ人官僚BCS-I」とか。だが,今回はこの程度にしておこう。

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2014.03.21

チェリー・コークを買った件

以前,羽田空港第二ターミナルの地下1階のレストラン「エアポート・ダイナー」に「コカ・コーラ フリースタイル」というコカコーラが開発した近未来型の自販機(ファウンテンディスペンサー)が設置されていた(参考)。

タッチスクリーンを操作して,ベースドリンク(コカ・コーラ等炭酸飲料,スポーツドリンク等)約14種類と,約10種類のフレーバーをマシン内で調合して好みのドリンクを作る(組み合わせは112種類)という面白いサーバーだったのだが,現在は置いていない。

で,まだ設置されていたころにいろいろ調合してみて,もっとも印象深かったのが,チェリー・コークだった。

日本ではあまり売られていないが,最近,気温も上がってきたことだし,また飲みたくなってきたので,思い切ってアマゾンで買ってみた。

数日前のことだが,「株式会社藹企画(あいきかく)」というところが,チェリー コカ・コーラ 500mlPET×24本を1130円(激安)+送料580円で販売していたので,それをチョイス。

そして本日到着したので喜び勇んで飲んでみたが,やはり,人工的な癖になる味とフレーバーだった。ビル・ゲイツやウォーレン・バフェットが愛飲しているというだけある(参照

なんで激安なのかと思って賞味期限を見たら2014年4月30日迄だった。あとひと月あまり。

まあいい。「スーパーサイズ・ミー」的なことになるかもしれないが,毎日飲んでウォーレン・バフェットの気分になってみる。

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2014.03.18

当然のことながら研究室運営は研究以外の能力が必要

STAP細胞騒動に関連した話題をまた一つ。

理研の研究管理体制がどうなっているのかは全然知らないが,小保方博士(審議中)に関する報道が真実であるならば,その程度の人物にユニットリーダーを任せるというのはいかがなものだろうか?

「研究内容が卓越」,あるいは「着想が素晴らしい」などといった理由で研究室のリーダー,英語ではPrincipal Investigator (PI)を任せてはいけない。

実験能力とデータ収集能力があって初めてテクニシャン。

さらに論文執筆能力があって初めて研究員。

そして,さらに研究室運営能力があって初めてPI。

研究室運営能力というのは,哲学,計画策定,教育/指導,コミュニケーションなど多岐にわたる。

そういう能力を先天的に持つ人もいるが,大方は経験によって習得する。

研究室運営については「アット・ザ・ヘルム」という名著があって,小生もたびたび開いている。研究やってないけど。

アット・ザ・ヘルム」は好評のようで,第二版が出ていた。

これからPIになる人,目指す人は読んでみると良い。

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濱口道成

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2014.03.17

「サイエンスZERO」のSTAP細胞特集は良くできとった件/中日新聞が理研のメディア戦略について報道している件

昨日のNHK総合・NHKとっておきサンデー「佐村河内氏関連番組・調査報告」(朝11:00~11:54)は調査報告とはいっても,調査報告書(参照)のあらすじを述べたものに過ぎず,テレビの前で待っていて損した気分だった。

他方,「サイエンスZERO」のSTAP細胞特集は良くできていた。

理系出身のスタッフが少ないと考えられる民放では話題が論文の剽窃に終始してしまうのと異なり,さすが科学番組を作っているだけあって論文の中身に立ち入って議論していた。

多能性細胞のマーカーともいうべき「Oct-4 (octamer-binding transcription factor 4)」の発現だの「TCR (T cell receptor) 再構成」だの,小生のような門外漢にもわかるように説明するのは,民放では不可能だろう。

佐村河内案件の説明のしょぼさはひとまず置いておいて,「サイエンスZERO」のSTAP細胞特集は上出来。


さて同じくSTAP細胞案件だが,中日新聞が理研のメディア戦略について面白い記事を書いているので紹介したい:

STAP疑惑底なし メディア戦略あだに」(「つなごう医療 中日メディカルサイト」,中日新聞,2014年3月15日)

ピンクや黄色で彩られた実験室や割烹着の演出は,理研の広報チームと笹井芳樹副センター長,小保方博士が1か月前から準備していたものだったことが報道されている。

やけにラボの中ががらんとしていると思ったが,演出だったとすれば納得。

理系というものは実験装置と文献の森の中に生息していなければいかん。

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2014.03.16

今日のNHKは佐村河内問題とSTAP細胞騒動の両方を取り上げるので括目して待つべし

今日(2014年3月16日)のNHKは佐村河内問題とSTAP細胞騒動の両方を取り上げる。


2014年3月16日(日) NHK総合 朝11:00~11:54 NHKとっておきサンデー「佐村河内氏関連番組・調査報告」

2014年3月16日(日) Eテレ 夜11:30~12:00 サイエンスZERO 「緊急SP! STAP細胞の謎に迫れ」


ホットすぎる話題(片方は思いっきり当事者)に対し,NHKはどのように報道するのか? 括目して待て!

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【STAP細胞騒動】福岡先生の一言

STAP細胞騒動について,福岡伸一先生(青学教授)が昨日の朝日新聞にコメントを寄せていたが,最後の一言が良かったので引用:

最高権威だった科学誌の審査が機能せず,草の根的なレビューが機能したという点で興味深い。(2014年3月15日,朝日新聞「過失か作為か明確に」)


同じ記事の他の言葉も含蓄がある:

科学は本来,もっとじっくり「How(どのように)」を問うべきものだ。(2014年3月15日,朝日新聞・同記事)
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この本はもちろんSTAP細胞などとは関係が無い。だが,同じ生物学でもこういう考え方の枠組みを持ち,こういう姿勢で取り組んできた人がいるということを知るのは非常に重要だと思う。

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2014.03.15

(続)『背信の科学者たち』は予言の書か?

先の記事でも述べたが,STAP細胞騒動に関連して『背信の科学者たち』を再読しているのだが,第4章「追試の限界」の冒頭の文もなかなかいいことを書いている:

科学における欺瞞が新聞の見出しを賑わすたびに,科学界のお偉がたは常に何らかの”腐ったリンゴ”説をもち出す。データ捏造者は精神的なプレッシャーに弱かったとか,強いストレスの下にあったとか,あるいはまた精神的に混乱状態にあったなどと結論づける。その言外の意味は,すべて責任は科学にではなく,罪を犯した個人に帰すべきだという主張である(『背信の科学者たち』,93ページ)
もし,どのような小さな欺瞞でも,研究者の社会への仲間入りを熱望するあまり,心の平静さを失ってしまった哀れな人びとの責任に帰するのであれば,科学に自己規制力を与えているとされる種々の機構や制度については,何らの変更の必要はないことになる。(『背信の科学者たち』,94ページ)
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『背信の科学者たち』は予言の書か?

STAP細胞騒動に関連し,『背信の科学者たち』を再読している。第3章「立身出世主義者の出現」の冒頭の文を引用する:

アメリカの研究機関の最先端で働いていたエリアス・A・K・アルサブティは,読者の少ない雑誌に,盗用した論文を罰せられることなく発表していた。彼の目的は,他の多くの科学者同様経歴を飾るための長々しい論文リストによって出世することだった。こうして彼は三年もの間盗用を続けた。しかし,論文の一言一句まで無造作に盗む彼の性急なやり方は,ついには彼を破滅へと追いやったのである。これがもっと穏やかな方法であれば発覚しなかったことだろう。(『背信の科学者たち』,59ページ)
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2004年の理化学研究所不正事件と名誉毀損訴訟

理研・小保方博士らによるSTAP細胞の騒動が続いているので,久々に『背信の科学者たち』をひも解いている。

訳者の牧野賢治氏が同書に付け加えた解説記事を読むと2004年にも理研で不正事件があったことが記されている。

どういう事件だったかというと

  • 2004年8月,理研の研究員2名がかかわった論文3編にデータ改ざんがあったことが指摘された
  • 正確には2編に改ざんがあり,1編に改ざんのあった可能性が高いことが示された
  • 件の論文は血小板の形成に関わるもの等,以下の3編
    • "Proplatelete formation of megakaryocytes is triggered by autocrine-synthesized estradiol", Genes & Development 17, pp. 2864 - 2869 (2003)
    • "Regulation of APC Activity by Phosphorylation and Regulatory Factors", Journal of Cell Biology 146, pp. 791 - 800 (1999)
    • "PKA and MPF-Activated Polo-like Kinase Regulate Anaphase-Promoting Complex Activity and Mitosis Progression", Molecular Cell 1, pp. 371 - 380 (1998)
  • 2004年12月24日,理研は公式ホームページ上で「独立行政法人理化学研究所の研究員による研究論文不正発表について」という文書を公表
  • 同文書において,理研は,当該研究論文に改ざんが認められたため,当該研究員2名に対し研究論文の取下げ勧告を行ったことを説明

「不正指摘→調査委員会→取り下げ勧告」という流れで事件は経過した。当該研究員2名は辞職した。

この事件のあと,理研は

  • 2005年4月,研究不正の防止に取り組む「監査・コンプライアンス室」(日本の研究機関としては初)を設置
  • 同年11月,理研科学者会議が「科学研究における不正行為とその防止に関する声明*」を公表
  • 同年12月12月22日付けで「科学研究上の不正行為への基本的対応方針**」を制定

というように不正防止に積極的に取り組んだわけである。

ここまでが牧野氏の解説に書かれいる内容で,牧野氏は「こうした理研の対応は,研究機関のモデルケース」として評価している。


・・・しかし,この事件はこれだけでは終わらなかった。

理研が公式ホームページ上および記者会見において「当該研究員が論文不正に積極的に関わったと受け取られかねない表現」をしたとして,当該研究員による理研を被告とする名誉毀損訴訟が起こったのである。

2010年4月,同名誉毀損訴訟において和解が成立し,上述のホームページ掲載文を削除することとなった。


というわけで,科学研究における不正行為は,不正の有無についての議論も重要だが,その後の公表の仕方,要するにどう表現するのか,というのも重要である。

昨日の理研の記者会見では,野依理事長含め,あまりはっきりしたような物言いではなかった。

記者たちは理研側の回答が不十分だと考えているようだが,それは実は「名誉毀損」を念頭に置いた答弁だったのだろうと思う。


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【参考】
* 「科学研究における不正行為とその防止に関する声明(抜粋)」(理研ニュースNo.297, March 2006, 7ページ)

科学研究の不正は科学者に対して社会から託された夢と希望を自ら踏みにじる行為であることを改めて強く認識し,科学をこよなく愛する理化学研究所の研究者として,以下のことを宣言する。

  1. 科学の真理を追究するうえで,いつも他を欺くおそれがないよう自らを律する。
  2. 他者の不正を決して黙認しない。
  3. 指導的立場に立つ研究者は,研究に不正が入り込む余地のないよう日々心を配る。また,不正のないことを示すための客観的資料・データ等の管理保存を徹底する。
  4. 研究論文の著者は,その論文の正しさを客観的にいつでも誰にでも説明する責任がある。


** 「科学研究上の不正行為への基本的対応方針(抜粋)4-2 遵守事項」(理研ニュースNo.297, March 2006, 8ページ)

各研究室,研究チームなどの主任研究員,グループディレクター,チームリーダーらは,健全な研究活動を保持し,かつ研究不正が起こらない研究環境を形成するため,次に掲げる事項を遵守するものとする。

  1. 各研究室及び研究チームなどにおいて,研究レポート,各種計測データ,実験手続きなどに関し,適宜確認すること。
  2. 研究員,テクニカルスタッフ,学生ら研究に携わる者には,ラボノートブックなどが個人の私的記録ではなく,(中略)各研究室などの所属長が適切に管理するものであって,(中略)研究所に帰属し,(中略)研究所が管理すべきものであるという意識を持たせるとともに,ラボノートブックの記載の方法に関し指導を徹底すること。
  3. ラボノートブックと各種計測データなどを記録した紙・電子記録媒体などは,論文など成果物の発表後も一定期間(特段の定めがない場合は5年間)保管し,他の研究者らからの問い合わせ,調査照会などにも対応できるようにすること。
  4. 論文を共同で発表するときには,責任著者と共著者との間で責任の分担を確認すること。

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山本繁太郎前山口県知事(65)死去

年初に山口県知事を辞職した,山本繁太郎氏(65)だが,本日死去されたそうである:

前山口知事の山本繁太郎氏が死去」(2014年3月15日,共同通信)

辞職を表明したころに本ブログでも「山本繁太郎山口県知事(65),辞職へ」という記事を書いた。

同記事中で「詳しい病状は全く伏せられているが,県民の多くは口に出さずともアレだろうと察している」と書いただが,やはり死因は肺癌だった。

当選当初から入院するなどして健康不安が伝えられていたが,知事の職務を続けることが生きる力となっていたかもしれない。

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2014.03.14

ネット上で色覚検査をしてみる

GIZMODOなどで紹介されているのだが,色のブロックを並べ替えてグラデーションを構成することで色覚の能力を測定するサイトがある。

"Color Test - Online Color Challenge | X-Rite"

Xrite
(同ウェブページより)

小生も試してみた。色覚能力も必要だが,結構時間がかかるので根気の方がより必要である。

スコアが0点に近くなるほど色覚が確かだということになるが…

Colorchallenge

↑3点取れました。
結構いいんじゃないですか? それとも根気があるというべきか。


これをやったついでに以下のようなことを考えた。

色覚というのは目の能力がまず大事なのだが,認識の仕方というのも大事なんじゃないかと思った。つまり同じ赤系統の色でもJIS規格では赤,レッド,金赤というように分類している。目に入った色を言葉によってどれだけ分類できるか,つまり分節化(ソシュール)の仕方も色覚の能力に関係してくるのではないかと思った。

そのあたりは,今井むつみ『ことばと思考』(岩波新書・新赤版1278)が詳しく説明してくれる。

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はい,伊予灘で地震発生

夜なべして,某学会で発表するかもしれない研究内容のアブストラクトを書いていたら,地震発生。

宇部では震度4程度の揺れだった。テレビをつけたら伊予灘(北緯33.7度、東経131.9度)が震源の様子。マグニチュードは6.1。

中国地方は地震が少ないように思っている人が多いが,実際には瀬戸内では時々大きな地震が発生している。

たとえば,幕末の1854(安政元)年12月26日には豊予海峡地震(M7.4)が発生している。

それから3年後の1857(安政4)年10月12日には伊予大震(M7.3)が発生。

1905(明治38)年6月2日と2001(平成13)年3月24日には1905年芸予地震(M7.2)と2001年芸予地震(M6.7)が起こっている。

とはいえ,山口県の人々はあまり大きな地震に慣れていないので,今回の揺れにはびっくりしたことと思う。

ちなみに小生の場合は,静岡出身で震度5程度の地震はよく体験したし,大阪にいた時には阪神大震災の激震に遭遇したし,海外出張のために福岡空港にいた時に福岡県西方沖地震に直面したこともある。

それはともかく,被害の状況は夜明けにならないとわからない。

気象庁による山口県内の震度情報は以下の通り:

【平成26年3月14日2時19分 気象庁発表】
(*印は気象庁以外の震度観測点)

<震度5弱>

柳井市南町* 柳井市大畠* 平生町平生*
防府市西浦* 下松市大手町*
     
<震度4>

萩市土原 萩市江向* 阿武町奈古* 下関市竹崎
宇部市東須恵* 宇部市常盤町* 岩国市今津
岩国市横山* 岩国市玖珂町阿山*
岩国市美川町高ケ原* 岩国市由宇町*
岩国市周東町下久原* 岩国市玖珂総合支所*
岩国市錦町広瀬* 光市中央* 和木町和木*
上関町長島* 田布施町下田布施 周防大島町平野*
周防大島町小松* 周防大島町西安下庄*
周防大島町東和総合支所* 周防大島町久賀*
山口市前町 山口市秋穂東* 山口市小郡下郷*
山口市亀山町* 山口市徳地堀* 山口市阿知須*
山口市阿東徳佐* 周南市桜馬場通り*
周南市岐山通り* 周南市熊毛中央町*
周南市富田* 防府市寿

<震度3>

萩市川上* 萩市下田万* 萩市吉部* 萩市須佐*
萩市明木* 萩市福井* 長門市新別名*
長門市三隅* 美祢市秋芳町秋吉* 美祢市大嶺町*
美祢市美東町大田* 下関市清末陣屋*
下関市菊川町田部* 下関市豊北町角島*
宇部市野中 宇部市船木* 山陽小野田市日の出*
山陽小野田市鴨庄* 岩国市本郷町本郷*
岩国市美和町生見* 岩国市美川町四馬神*
光市岩田* 上関町室津* 山口市秋穂二島*
山口市阿東生雲* 周南市鹿野上* 下松市瀬戸

<震度2>

萩市見島宇津 萩市見島本村* 長門市日置*
長門市東深川* 下関市豊浦町川棚
下関市豊浦町浄水場* 下関市役所*
下関市豊田町殿敷* 下関市豊北町滝部*

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2014.03.13

「STAP細胞問題」,"Nature"ではどのように取り上げられているか?

コスモ・バイオ社 (3386 JQS) の画像を博士論文に盗用したのではないかとの情報も流れており,ますます混迷の度を深めている「STAP細胞問題」。

本家本元,STAP細胞論文の掲載元である"Nature"ではこの問題をどのように取り上げているのかチェックしてみた。

そうしたら,最新のものとして,こんな記事が出てきた:

Call for acid-bath stem-cell paper to be retracted (March 10, 2014, by David Cyranoski)

要約するとこんな感じ:

  • 理研の小保方博士率いる研究チームによって,驚異の論文2編が公開されてから40日弱だが,共著者の一人を含め,日本の研究者達が論文撤回を訴えている
  • STAP論文が公開されたのは1月30日だが,その週のうちに掲載された画像の不自然な重複が指摘された
  • 膨大な数の研究者たちがSTAP細胞の再現に取組んだが,成功しなかった
  • これに対し,理研の研究チームはSTAP細胞作製の手引きを公開した
  • しかし,さらに2つの深刻な問題が浮上した
  • Nature掲載の論文の画像に,小保方博士の博士論文からの明確な流用があることがわかった
  • しかも,全く別の実験の結果を報告しているのに,同じ画像が使われていた
  • 共著者の一人,山梨大学の若山教授は,NHKのインタビューに対し,論文の正統性を確認するため,論文の撤回をするべきだと答えている
  • 理研はまだ調査中だと述べている

ということで,日本での報道の程良い要約となっている。しかし,日本で沸騰している小保方博士論文の諸問題にまでは踏み込んでいない。そういえば,Natureも独自調査をしているんじゃなかったっけ?その話は?

今紹介した"Nature"の記事を読んだ後,気になったのが,同記事に対するSteve Jackmanという人のコメントである。

この人はアメリカ人で日本に住んでおり,日本の企業で働いてきた経験があるらしい。

この人のコメントを要約すると,こういう内容になる:

  • 日本国外では,日本人は徹底して細部にこだわる几帳面な性格であると認識されている
  • しかし,私が日本企業に勤めていた経験を踏まえると,これは全く逆である。
  • 日本人は
    • 杜撰さや不注意による失敗をしでかすことが多い
    • 自分で批判的に考えることができず,質問もできない
    • 日本人は規則や上下関係に盲従する
    • チームプレーを乱すトラブルメーカーとして見られることを恐れている
  • こういう性質を踏まえると,日本の企業でなぜ,規則が重視されるかがわかる
  • 「規則に従う」というやり方は日本の製造業ではうまくいっている
  • しかし,このやり方は研究者の世界ではうまくいかないようようだ
  • 今回のSTAP細胞問題はそういうことを思い起こさせる

まあ,ちょっと偏った見方だと思う。
しかし,日本の製造業でのルールの浸透,日本の研究者の世界でのルールの不徹底,という指摘は傾聴に値すると思う。


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2014.03.11

STAP論文問題は全部で3つの問題に分けられる

分野が違うので偉そうに書けないが,「研究論文とは何か」という一般論で考えると,今話題のSTAP論文問題はまず2つの問題に分けられる。

一つはSTAP細胞が本当に作成されたのかどうかという問題。

もう一つは論文の記述が正しいかどうかの問題。

前者は「真実」に関わる問題である。

後者はさらに「再現性/追試可能性」に関わる問題と「論文作法」に関わる問題に分かれる。

ということでSTAP論文問題は全部で3つの問題に分けられる。


  ◆   ◆   ◆


真実」に関わる問題は非常に難しい。とくに,「できた」と言われて,その真贋を確認するのは難問である。なのでここではこの問題はパス。


再現性/追試可能性」に関わる問題というのは,たとえ,STAP細胞が本当にできたのだとしても,他者にもそれが再現できるように,どうやって作ったのかが正確に記述されていなければ,論文としてはアウトだということである。

実際の研究者コミュニティでは追試の手間が大変なので,よほどの大発見や大発明でない限り,ほかの研究者がいちいち追試をすることはない。それでもほかの研究者が追試できるように記述することが鉄則である。

しかし,今回は生物学を揺るがすような内容なので,多くの研究者が追試に取り組んだわけである。その結果,再現できないというクレームが世界各地から出てきた。


論文作法」に関わる問題というのは,適切な引用とか,正しく図表を示すとか,そういう一見瑣末に見える問題である。

これは本質的な問題でないように見えるが,古来から「神は細部に宿る」と言われるように,通常の研究者はこの点に気付けている。通常目にする研究論文はまず,文章,図表がきちんとしている。逆に,文章,図表に何かしら瑕疵が見られるときには,論文自体の信用性が疑われる。


(【脱線】 STAP論文そのものの話から逸れるが,小保方博士の博士論文の文章に「剽窃」にあたる部分が見られるという指摘がある。

ネット上の熱心な人が,NIH(米国立衛生研究所)が幹細胞 (stem cell)について解説した文章と小保方博士の博士論文の文章とを比較した結果を表示している:
http://altair.dbcls.jp/difff/dev/obokata_copypaste.html

博士論文上のこういう問題に関しては,数年前に発生したアニリール・セルカンの事件を思い出した。)


  ◆   ◆   ◆


今回の件,この3つの問題のいずれにも抵触しているように見えるが,まだはっきりしない。

"publish or perish" (発表か破滅か)というプレッシャーの下で発生した一エピソードということになるのか?

いわれのない疑いということになるのか?

いずれにせよ理研の調査結果待ちである。

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大阪市長選:民主主義の到達点

かつて大阪府に住み,大阪府知事選でノックに一票入れた黒歴史を持つ者としては,今回の大阪市長選について偉そうに批評する資格はないと思う。

Emblem_of_osaka

だが,最有力候補のことはどうでもいいとして,マック赤坂氏がどれだけ大阪の人の支持を受けるのかということには興味を感じる。

人づてに聞くと,マック赤坂氏はレアメタル輸入に関しては卓越した商才を持つビジネスマンであるそうだ。しかし,その手腕が彼の政治活動とは全く連動していないあたり,凄さというか驚きというか奥ゆかしさというかもったいなさを感じる。

今回の市長選,最有力候補の無投票当選という可能性もあったのだが,マック赤坂氏らが登場することによって,投票が行われることになった。民主主義の自殺ともいえる事態を,これまでマスコミが真面目に取り上げてこなかったいわゆる泡沫候補者たちが防いだことはとてもアイロニカルだ。

ただ日本の民主主義がここまで到達したということを感慨深げに見守るだけである。

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2014.03.10

(続)マレーシア航空MH370便(クアラルンプール発北京行き)消息不明の件

いまだに消息不明のマレーシア航空MH370便の件だが,あまり進展していない。

一昨日,本ブログで書いた記事の内容(参考)に若干新たな情報が加わった程度である。

200pxmalaysia_airlines_svg_logo_svg

主としてガーディアン紙(続報)からの情報であるが,次の通りである:

  • ベトナム民間航空局によれば,ベトナム海軍がMH370便の機体の一部とみられるものを発見した
  • マレーシア航空によれば,MH370便はミッシングポイント付近で引き返そうと試みた模様
  • 乗客のうち2名はタイで盗まれたイタリア人とオーストリア人のパスポートで搭乗した模様
  • マレーシア航空が公開した搭乗者リストを見ると,アメリカ国籍やマレーシア国籍でも明らかに中国系と思われる名前が散見される。
  • MH370便は中国南方航空とのコードシェア便で,中国南方航空の便名はCZ748

盗難されたパスポートを持つ乗客がいたということでテロリズムの可能性が浮上してきたが,中国中央電視台(CCTV)などはテロの可能性に慎重な見方を示している。

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2014.03.08

2013年と2014年のアジアのレストラン,ベスト50: S.Pelligrino Asia's 50 Best Restaurant

レストランの料理のお味や雰囲気の良し悪しなんて主観的なものに違いない。

しかし,ランキングが大規模に定期的に行われ,人々もそれを受け入れるようになると,ある種の客観性を帯びるようになる。


イタリアのミネラルウォーターブランド,S.Pelligrinoがスポンサーとなって昨年から発表されている"Asia's 50 Best Restaurants"というランキングがある。世界900名の専門家の投票によって順位が決定される(参照)。

昨年は日本のNARISAWAがトップに輝いた(参照)が,今年はバンコクのナームがトップとなった(参照)。


2013年および2014年のベスト50のリストは本記事の終わりに示すが,これらのリストを見ると,日本やシンガポールや香港などのレストランがずらりと並んでいる。

次の図は2013年のベスト50入りしたレストランを国・地域別に数えた結果である:

Asiasbest502013

香港を中国のうちに含めたら中国が圧倒的になるのだが,実際のところ,別の国のようなものなので,分けている。そうすると,シンガポール,日本,香港というのが3強で,これらの国・地域が過半数を占めていることが分かる。


そして次の図は2014年のベスト50入りしたレストランを国・地域別に数えた結果である:

Asiasbest502014

シンガポール,日本,香港で過半数という状況は同じだが,ベスト50入りした日本のレストランの数が若干増えている。

議論の余地があると思うが,50位以内にランクインしているレストランの数は国・地域の文化発信力の指標として見ることができるのではないだろうか?

まあ,こういうランキングは西洋人の舌に合った料理が提供できるかどうか,という要素も含まれていると思うが,それはそれで国際化(西欧化とも言う)の度合いを表しているともいえるのではないだろうか?

ちなみにお隣韓国は今年,ソウルのレストランが1軒だけランクインした。

  ◆   ◆   ◆


S.Pelligrino Asia's 50 Best Restaurants for 2013

1. Narisawa (Tokyo)
2. Nihonryori Ryugin (Tokyo)
3. Nahm (Bangkok)
4. Amber (Hong Kong)
5. Restaurant Andre (Singapore)
6. 8 1/2 Otto e Mezzo Bombana (Hong Kong)
7. Mr & Mrs Bund (Shanghai)
8. Ultraviolet by Paul Pairet (Shanghai)
9. Iggy's (Singapore)
10. Gaggan (Bangkok)
11. Waku Ghin (Singapore)
12. Caprice (Hong Kong)
13. Lung King Heen (Hong Kong)
14. Les Amis (Singapore)
15. Bo Innovation (Hong Kong)
16. Quintessence (Tokyo)
17. Dum Pukht (New Delhi)
18. The Chairman (Hong Kong)
19. Eat Me (Bangkok)
20. Wasabi by Morimoto (Mumbai)
21. Hajime Restaurant (Osaka)
22. Jaan (Singapore)
23. L'atelier De Joel Robuchon (Hong Kong)
24. L'atelier De Joel Robuchon (Singapore)
25. 28 HuBin Road (Hangzhou)
26. Bukhara (New Delhi)
27. Sushi Mizutani (Tokyo)
28. Indigo (Mumbai)
29. Sra Bua by Kiin Kiin (Bangkok)
30. Varq (New Delhi)
31. Aronia de Takazawa (Tokyo)
32. Shinji by Kanesaka (Singapore)
33. Kahala (Osaka, Japan)
34. Franck Bistro (Shanghai)
35. Osteria Mozza (Singapore)
36. Bo.Lan (Bangkok)
37. Robuchon au Dome (Macau)
38. Nihonbashi (Colombo)
39. Sushi Saito (Tokyo)
40. Fu1015 (Shanghai)
41. Indian Accent (New Delhi)
42. Ishikawa (Tokyo)
43. Gunther's (Singapore)
44. Karavalli (Bangalore)
45. Jade on 36 (Shanghai)
46. Yardbird (Hong Kong)
47. Don's (Hanoi)
48. Fook Lam Moon (Hong Kong)
49. Imperial Treasure Super Peking Duck (Singapore)
50. Mozaic (Bali)


S.Pelligrino Asia's 50 Best Restaurants for 2014

1. Nahm (Bangkok)
2. Narisawa (Tokyo)
3. Gaggan (Bangkok)
4. Amber (Hong Kong)
5. Nihonryori Ryugin (Tokyo)
6. Restaurant Andre (Singapore)
7. Waku Ghin (Singapore)
8. Ultraviolet (Shanghai)
9. Lung King Heen (Hong Kong)
10. 8 1/2 Otto E Mezzo Bombana (Hong Kong)
11. Mr And Mrs Bund (Shanghai)
12. Iggy's (Singapore)
13. Caprice (Hong Kong)
14. Les Amis (Singapore)
15. Bo Innovation (Hong Kong)
16. Ishikawa (Tokyo)
17. Jaan (Singapore)
18. L'atelier De Joel Robuchon (Hong Kong)
19. Fook Lam Moon (Hong Kong)
20. Jungsik (Seoul)
21. Sra Bua By Kiin Kiin (Bangkok)
22. Quintessence (Tokyo)
23. Tippling Club (Singapore)
24. Le Mout Restaurant (Taichung)
25. L'effervescence (Tokyo)
26. Fu1015 (Shanghai)
27. Bukhara (New Delhi)
28. Bo.Lan (Bangkok)
29. Indian Accent (New Delhi)
30. Dum Pukht (New Delhi)
31. Issaya Siamese Club (Bangkok)
32. Varq (New Delhi)
33. Hubin Road (Hangzhou)
34. Takazawa (Tokyo)
35. Shinji By Kanesaka (Singapore)
36. Wasabi (Mumbai)
37. Eat Me (Bangkok)
38. Sukiyabashi Jiro (Tokyo)
39. Robuchon Au Dome (Macau)
40. Imperial Treasure Super Peking Duck (Singapore)
41. Sawada (Tokyo)
42. Hajime Restaurant (Osaka)
43. Sushi Saito (Tokyo)
44. Nihonbashi (Colombo)
45. Yardbird (Hong Kong)
46. Family Li Imperial Cuisine (Shanghai)
47. Sarong (Bali)
48. Franck Bistro (Shanghai)
49. Karavalli (Bangalore)
50. Tenku Ryugin (Hong Kong)

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マレーシア航空MH370便(クアラルンプール発北京行き)消息不明の件

小生儀,先日,ラオスより帰国しております。

さて,東南アジア出張が多くなり頻繁に飛行機に乗るようになると,こういうニュースが心臓に悪い:

200pxmalaysia_airlines_svg_logo_svg

「乗客乗員239人を乗せたマレーシア航空機が消息を絶つ」
"Malaysia Airlines loses contact with plane carrying 239 people" (
Ben Quinn and Tania Branigan, The Guardian, Saturday 8 March 2014)

ガーディアン紙の記事を要約するとこういう内容である:

  • 乗客227名,乗員12名を乗せたマレーシア航空MH370便が消息を絶った
  • MH370便の機材はB777-200
  • 同機は現地時間3月8日0時41分にクアラルンプールを発ち,現地時間6時30分に北京に到着する予定だった
  • しかし,離陸後約2時間,ベトナムの管制空域で消息を絶った
  • 最後の交信は,マレーシア東岸のコタバル沖120海里からのもの (だが,別の情報では海南島の南まで達していたとのこと)
  • 乗客のうち160名 153名(うち子供1名)は中国国籍
  • 他の乗客は,マレーシア人38名,インドネシア人12名,オーストラリア人7名,フランス人3名,アメリカ人4名(うち子供1名),ニュージーランド人2名,ウクライナ人2名,カナダ人2名,イタリア人1名,台湾人1名,オランダ人1名,オーストリア人1名で,日本人はいない。
  • 以下はマレーシア航空についての情報
    • 今回消息不明の機体を含め,88機を所有
    • 昨年,World Travel Awards 2013を受賞するなど,航空会社としては高い評価を受けている
    • しかし,4期連続の赤字が続いているなど財政難に見舞われている
    • 政府に何十億ドルもの支援を要請しており,この資金によってエアバスおよびボーイングから新型機100機を購入し,輸送力アップと財政再建を目指す予定

その他の情報は無く,続報待ち。

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