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2014.01.08

たかじん逝去に際して: 関東「たかじんって誰?」,関西「『ちい散歩』って何?」

小生は関西方面に住んでいたこともあるし,関東方面に住んでいたこともあるし,18で清水を出て以来,長らくデラシネ人生が続いていた。

そのおかげで多少は関東・関西のローカル番組についての知識はある。

関西在住時は「晴れときどきたかじん」を連日見ていた。他の番組も含めてテレビでたかじんを見ない日はなかった。

この度,たかじんが逝去したわけで,"相棒"の辛坊治郎や橋下徹市長から惜しむ声が寄せられている。

だが,関東の人からすると,「たかじん,who?」という感じだと思う。上田正樹やBOROと間違えている人もいるようだ。

それはそのまま関西の人たちにもあてはまることがかつてあった。

"相棒"の辛坊治郎が2012年7月,地井武男逝去に際してこういうことを言っている:

関東の人が「東京で当たり前のことは、日本中で当たり前」と思ってるんだなと感じたのは、地井武男さん逝去のニュースでした。地井さんが名優なのは言うまでもありません。昔のドラマの1シーンを見ただけでも、いかに素晴らしい俳優さんだったかは一目で分かります。

でもね、逝去を報じた全国紙が一斉に「『ちい散歩』で愛された」なんて書くのは配慮がなさすぎです。朝日新聞の天声人語などは、この番組だけをメーンに一文書いてきました。

関西の多くの人にとっては「『ちい散歩』って何?」って感じでしょう。だってこの番組、基本的に関東ローカルですからね。それなのに「東京で有名な番組は、全国でも当然有名なはずだ」という前提で話をするのは、傲慢だと思うんです。

(「東京初は日本初? パンダ騒動で感じた地方への無関心――辛坊治郎」スポーツ報知,2012年7月11日(水)配信)

こういうことを書いているにもかかわらず,ひょっとしたら辛坊治郎は関東の人々に対して,「なんでたかじんを知らないんだ?」と思っているかもしれない(思っていないかもしれない)。

危機的状況において日本は一つだ,という意識が生まれることはたびたびある。

しかし,日常では日本というのはバラバラで,人びとはそれぞれの郷土=パトリアに属して,他の文化圏のことなんか知らないのだ――と思う。

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コメント

たまーに郷里に帰ってお酒を飲んでいるうち、家族はさっさと先に寝てしまい、手持無沙汰な感じでひとり深夜テレビをつけてみて「ピエール瀧のしょんないTV」がやっていたりすると、ものすごくテンション上がりますが、この高揚感を誰と分かち合えばよいのだろうかと暗澹たる思いに駆られたりもします。
まあ、しょんねー話ですが。

投稿: 拾伍谷 | 2014.01.10 09:11

「しょんない」って良いタイトルですね。静岡人にしかわからないニュアンスで。静岡人は「だもんで」を多用するように思いますが,いかがでしょうか?

投稿: fukunan | 2014.01.10 23:10

「したっけーが」なんてのもありますね。「したけれど」の意。「したっけ」だと北海道の言葉になるようですが。
「だもんで(なので)」と合わせて、行為がうまくいかなかったときの言い訳の際によく使うような気が。
なんか静岡中部の人の性格を表してるような気がします。

「~したっけーが、~だもんで、ダメだったずらよ」
「しょんねーな」

投稿: 拾伍谷 | 2014.01.12 01:06

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