惜しい歴史web漫画たち:『飢えた太陽』と『ユギオ』
先日来,楚漢戦争を描いている『カンニング・スタンツ』や英仏百年戦争の後期を描いている『ブルトンの金獅子』といった歴史もののweb漫画を紹介しているわけだが,惜しくも休載になった新都社の歴史web漫画も紹介しようと思う。
『飢えた太陽』という作品は,『ナニワ金融道』の絵柄で地下鉄の父,早川徳次を描いた近代企業もの漫画である。残念ながら,第6話,大正9年のところで終わってしまっている。
余談だが,シャープの創業者も早川徳次という。
『ユギオ』という作品は,朝鮮戦争を描こうとした作品である。ユギオというのはハングルで6・25を表し,朝鮮戦争の開戦日,1950年6月25日のことを指す。
この作品は1945年の日本のポツダム宣言受諾から始まり,1948年10月に起きた「麗水・順天事件」のところで終わっている。ここから先,韓国政府があまり触れたくないであろう,一連の出来事が起こるのだが,作者はそこまで書き続けられなかったようだ。
これらの作品,考証がわりとしっかりしていて,名作になった可能性もあるだけに,休載されてしまったのは残念である。
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