ジョアン・ペドロ・ロドリゲス (Joao Pedro Rodrigues)監督『男として死ぬ』を見てきた
ポルトガルの新星と呼ばれ,最近日本でも注目を浴びているジョアン・ペドロ・ロドリゲス (Joao Pedro Rodrigues)監督の映画をYCAMで見てきた(「ジョアン・ペドロ・ロドリゲス レトロスペクティヴ」)。
ジョアン・ペドロ・ロドリゲスは1966年リスボン生まれ。2000年に撮った処女長編『ファンタズマ (O Fantasma)』はヴェネチア国際映画祭で話題となった。2005年の作品『オデット (Odete)』はカンヌ国際映画祭インディペンデント映画部門特別賞。
で,小生が見てきたのは『男として死ぬ (Morrer Como Um Homem)』(2009年)である。
これは老いたドラッグクイーンのトニア(アントニオ)を描いた作品である。
トニアは息子ほどの年齢の男性,ロザリオと同棲しているが,ロザリオは薬漬け。トニアにはゼ・マリアという息子がいるが,軍で勤務中に同性愛者の同僚を射殺して逃走中。トニアはショーパブで働いているが,若手のドラッグクイーンに立場を脅かされつつある。ということでトニアは惨憺たる状況にいる。そこから話が展開していくがネタバレになるので以下省略。
うちのツマによれば『オール・アバウト・マイ・マザー』を彷彿とさせるらしい。小生はその映画見たことないけど。小生としては『ヨコハマ・メリー』を思い出した。いずれにせよ,ゲイの人は強く生きているなーと。
下の映像はジョアン・ペドロ・ロドリゲス監督へのインタビュー記録(An Interview with filmmaker Joao Pedro Rodrigues, October 5, 2010)。『男として死ぬ』についても触れている。
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