ガラパゴス諸島で投函された切手のない絵葉書を3週間かけて配達して回ったアーティスト
ガラパゴス諸島で投函された切手を貼っていない絵葉書22枚を,3週間かけてイギリス各地に配達したアーティストがいる。その人自身による記事が英ガーディアン紙に掲載されている。
「ガラパゴス諸島からの絵葉書に隠された秘密」:
"Postcard secrets from the Galapagos Islands" (by Simon Clark, Sep. 16, 2013, The Guardian)
For centuries, visitors to the Galapagos Islands have left unstamped postcards in a barrel for their fellow travellers to deliver. What happened when one artist spent three weeks cycling around the British Isles, hand-delivering 22 of the cards?
ガラパゴス諸島にフロレアナという島がある。そこに来た旅人は手紙を書いては海岸におかれた樽に入れておいたという。そして次に来た旅人が樽の中の手紙を選んで,別の港に運んだという。
ガラパゴス諸島には人から人へとリレーする無料の郵便サービスがあった,というわけである。この風習はガラパゴス諸島を訪れる旅行者の間に今も残っている。
英国人のアーティスト,サイモン・クラークはガラパゴス諸島を訪れ,例の樽の中に入った何百枚もの切手のない絵葉書を見つけた。そしてその中からイギリス宛ての絵葉書22枚を選びイギリスに持ち帰った。そして2009年の夏,3週間かけてイギリス各地へ配達の旅に出た。
サイモン・クラークは旅先で魅力的な受取人たちと出会うことになるわけだが,その辺は省略。また,フロレアナ島の昔話を知ることにもなるのだが,これも省略。詳しくはガーディアン紙の記事を読んでいただきたい。
ガラパゴス諸島の絵葉書の配達を通してイギリス諸島の多様性を知ることができたよ,といういい話。
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コメント
9月に入ってから毎日更新とは天晴なこと、読むのも大変ですw
投稿: 拾伍谷 | 2013.09.18 04:51
本当はものすごく忙しいのです。そういう時に限って,ブログを書いてしまうのです。
投稿: fukunan | 2013.09.18 11:24