連日のように坂本龍一が
土曜日というか日曜日の深夜,NHK-BSプレミアムで「坂本龍一 Playing the Orchestra 2013」というのをやっていた。正確な放送日時は8月25日(日)00:10AM~01:39AMだった。
その晩は出張中だったので録画して,日曜日,帰宅後に見たのだが,とてもよかった。キョージュとしては久しぶり(16年ぶり?)のフルオーケストラ・コンサートということである。
で,月曜日(8月26日,11:00PM~11:45PM)にはNHK Eテレ「スーパープレゼンテーションSP 伊藤穰一x坂本龍一 未来を語る」で再びキョージュを見ることとなったわけで,連日のように拝顔の栄に浴している次第である。まあ,本当に拝顔したのは2011年12月16日にYCAMで開催された「ダイアローグ&コンサート: 2050年から見る環境と芸術の未来」に行った時だけなのだが(参照:YCAMで坂本龍一を見てきた)。
さて,本記事で話題にしたいのは「坂本龍一 Playing the Orchestra 2013」の感想である。これは5/9(木)サントリーホールで行ったコンサートの録画番組で,東京フィルハーモニー交響楽団が演奏(もちろんキョージュもピアノとチェンバロを弾いていた),栗田博文が指揮をした。
「八重のテーマ」や「八重の桜 メインテーマ」も良かったが,小生としては映画「ラストエンペラー」で使われた"Rain"や"The Last Emperor - Theme",そして"The Sheltering Sky Theme"が聞けたので,心の中でガッツポーズ。よく考えたらどちらもベルトルッチ映画。
"Rian"は映画「ラストエンペラー」において,淑姫(第二皇妃)文繍が溥儀との離別を決意した時に流れる曲である。
文繍は溥儀や第一皇妃婉容と一緒の車中で"I want a divorce"と離婚の意思を示したものの,溥儀からは"No one can divorce me"と拒絶される。
その直後,文繍は溥儀との離別を決意し,烈しい雨の中,家を飛び出す。雨の中に飛び出した文繍に対し,家僕が"Your ladyship!"と声をかけ,傘を渡したものの,文繍はこれを捨てる。そして文繍は雨空を見上げるのだが,その顔には「これで自由になったのだわ」という表情が浮かんでいる。この一連の動きの中で文繍の気持ちを代弁するかのように"Rain"が流れるわけである。Wikipedia記事によるとイタリア人スタッフが最高!と熱狂したとのことだが,激しく同意。
ちなみに,"Rain"を聞くと千住明「鉄人28号 蘇る無敵の兵士」が想起されるのだが,いかがでしょうか。あと,加古隆の曲も思い出したりする。
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