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2013.08.15

プノンペン・レポート

先日,「プノンペン,一波乱の予感」という記事を書いたが,今のところ,平穏無事な毎日が続いている。

小生はその間,仕事の合間に焼肉料理「浦江亭」に行ったり,中華料理「魚生(Yi Sang)」の新しい店舗に行ったり,フレンチの"TOPAZ"に行ったり,食べ歩いてばかりである。

だが,一緒に食事をしたクメール人諸氏によると表向き平穏に見えるその裏では選挙結果についていろいろな情報が錯綜しているとのこと。

以下はあくまでも噂である。

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  • 野党救国党(CNRP),辛勝説: 与野党接戦の末,東部諸州では野党救国党が,西部諸州では与党人民党(CPP)が勝ち,全体としては野党が辛勝したという説
  • 野党救国党,地滑り的勝利説: 投票者名簿の改ざん・身代わり投票などが実施されたにもかかわらず,与党人民党の選挙地盤の地域ですら救国党が勝利し,全土で救国党の地滑り的勝利が起こったという説

公式には人民党68議席,救国党55議席という7月28日の速報値と同じ暫定結果を選挙管理委員会(NEC)が8月12日に発表しているが,救国党はもちろん,市民の間でも暫定結果を疑う声があり,上のような説が流布されているわけである。

傍証としては「選挙終盤戦の救国党支持者集会の盛り上がりが凄かった」とか「開票のテレビ中継が途中で終わった」とか「開票結果が出てないのにタイのインラック首相から与党勝利の祝福があった」とかいろいろな話が上がっているが,小生は直接見たわけではないのでよくわからない。

街にはピリピリしたムードはないが,与野党の主張は食い違ったままの状態が続き,国会も開かれず,だらだらとはっきりしない状況が続くだろうという話もある。

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