アメリカ国家安全保障局,ベライゾン社を通じて米国住民の通話記録を収集中
本日の英国"The Gurdian"紙の特ダネ記事:
"Revealed: NSA collecting phone records of millions of Americans daily" (Glenn Greenwald, The Guardian, Thursday 6 June 2013)
Exclusive: Top secret court order requiring Verizon to hand over all call data shows scale of domestic surveillance under Obama
アメリカ国家安全保障局(NSA)が秘密連邦裁判所(FISC)の命令を得て,通信大手のベライゾン社から全ての通話記録を毎日入手しているという話である。
ガーディアンの記事ではベライゾンとしか書いていないのだが,ガーディアン紙が入手した裁判所命令を読むと,
"Verizon Business Network Services, Inc. on behalf of MCI Communication Services Inc., d/b/a Verizon Business Services (individually and collectively "Verizon")"
と書いてあるので,Verizon Business Network Services社を通じて,通信事業コングロマリットであるベライゾン・コミュニケーションズ社全体からデータを収集する,ということだと思う。
ベライゾン・コミュニケーションズ社の傘下には,1億数千万人のユーザを擁するベライゾン・ワイヤレス社があるので,この通話記録の入手が最大の目的だろう。
収集期間は今年の4月25日から7月19日までの約3カ月間。
発信者受信者両者の電話番号,場所,通話時間等が情報収集の対象となっており,通話内容自体は含まれない。また,米国内および米国と国外の間の通話が対象であり,ベライゾンのサービスを利用していても,米国外だけで行われる通話は対象外ということである。
今回の件についてThe GurdianのGreenwald記者は,NSAが対外的な諜報活動から国内監視へと姿勢を変えてきたことを如実に語っている,と記している。
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