萩焼まつりに行ってきた
連休後半の5月5日は「萩焼まつり」に行ってきた。
萩焼の窯元が一堂に会する一大イベントである。
「小郡萩道路」という地域高規格道路が2010年にできたので,宇部からの移動は非常にスムーズになった。
「第23回萩焼まつり」の会場は萩市民体育館。
体育館の前では地元海産物が販売されている。烏賊が4杯で1000円,安いですね。
萩のマスコット,「萩ニャン」もご来場。萩ニャンは奇兵隊のイメージらしい。
中に入ると,陶器を買い求める人々で熱気に包まれている。
俗に「一楽二萩三唐津」と呼ばれ,茶の世界では他の陶器と共に萩焼が愛好されている。
萩焼の起源は1000年以上も昔のことらしいが,工藝としての萩焼は関ヶ原の戦いで敗れた毛利輝元が萩に移ってからのことである。毛利輝元は文禄・慶長の役の時に陶工:李勺光・李敬を朝鮮から連れてきており,萩城下で彼らに窯を開かせたことが現在の萩焼につながっている。
さて,今回,購入の品々は次の通り:
後列左から1つ目と2つ目の碗は豊北町の一佳窯(いっけいがま,宮田佳典)の作品。「鬼萩」と言われる,荒々しい土で作られているのが特徴。
後列右のものは御台場窯(渋谷泥詩)の焼酎カップ。見た目よりも軽くて使いやすい。
そして前列の皿は萩華山窯(小野光龍)の刺身皿。萩焼の代表的な色合いである淡いピンク色が出ている。この大きさで平らに仕上げるのは大変な技量だと思う。
あと,贈り物用に陶華山窯(とうかざんがま)の茶碗のセットも購入。
普段使いに萩焼を使ってみるのは乙なものでございます。
この日は東光寺,松陰神社,伊藤博文邸も回ったけど,その話は別記事で。
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