SLで津和野に行ってきた
2013年1月3日,新山口(旧小郡)から津和野までSLで日帰り旅行をした。
以前,津和野に行ったとき,ちょうどSLが来ていた(「【お蔵出し】先月、津和野に行ったわけで【その3:SL C56 160】」,2010年4月12日)。そのときはSLを外から見る側だったのだが,今回は乗る側になった。
まず,10時48分新山口発のSL津和野稲成号に乗る。SL C56 160が3両の客車を牽引するのだが,パワーが足りないので,ディーゼルカーがC56の後ろに接続されている。
プラットフォームは記念撮影をするSLファンや家族連れで大賑わいである。
乗ったのは2号車で内装はこんな感じ↓。
小生とツマが乗ったのはこの席の向かいの席(進行方向に向かって座る席)↓。
途中,いくつかの駅に停車して,
12時46分に津和野に到着。
晴れていた新山口と違い,津和野の山々はすっかり雪景色。
津和野は山陰なのだということを実感。
帰りの列車が出るのは15時20分。
あまり時間がないので,今回の津和野観光は「安野光雅美術館」だけに絞った。
下の写真は安野光雅美術館の概観。「山陰の小京都」津和野の街並みに調和した,立派な美術館である。
安野光雅の絵本の原画が展示してあったり,アトリエを再現した部屋があったり,結構楽しめた。
見学の後,安野光雅の絵本「木のぼりの詩(うた)」なんぞをミュージアムショップで購入。
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この絵本の原画もいくつか展示されていた。どのページも味わい深い文章と絵で構成されている。
安野光雅が10歳の少年に戻ったような調子で書かれているのだが,山口弁に似た津和野弁で子供ならではの面白い事件がつづられている。猿の形をした水差しをかわいがって,綿の布団を敷いた箱に入れて大事にする話とか,宮島でお土産に買った福禄寿のマトリョーシカを開けり閉めたりしていたら中の人形が列車の窓から飛び出てしまって残念だった話とか。
安野光雅の本にはずれは無いので読んでみてください。
美術館を出た後は近所の喫茶店で休憩。そして今度は帰りの便に乗り込む。
昼になって雪が解けてしまったとはいえ,枕木に雪が残っているのが見えるでしょう。
そして汽車は定刻通りに出発。
さよなら津和野。また来るけえ。
津和野ではだいぶ雪が解けてしまっていたが,途中の県境あたりの駅になると,こんな雪景色である。
篠目駅では雪はだいぶ解けていた。
ディーゼルカーの向こうには古い貯水等が見える。
そして17時4分に新山口駅に到着。
楽しいSLの旅もこれでおしまい。
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