"WIRED"の置き場所について
"WIRED",今回の特集は未来の学校。
これだけ情報ツールが発達すると,知識伝授型の教育が果たす役割は減り,「学び方」を教えるほうが重要になるという話。
"What"から"How"へ。
教員は知識の供給元からファシリテーターへ。
"How"の中には情報の獲得の仕方だけでなく,編集の仕方も含まれると思う。
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さて,今回も宮脇書店で"WIRED"を購入したわけだが,"COURRiER JAPON"とか「総合誌」の近所においてあるかと思いきや,「男性誌」のところに置いてあったので,探すのに時間がかかった。
"GQ"の別冊として刊行されているので,どうしても「男性誌」に分類されてしまうようだ。
そういうことで主義が一貫していれば同じところを探せばよいのだが,3号までは"COURRiER JAPON"の隣にあったわけである。宮脇書店には配架の方針を一貫させてほしい。
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コメント
多様な品揃えをした結果どれを買うべきか決められず結局定番の商品しか売れなかったなんて話はよく聞きます。
人間の、特に若い人の知的欲求は現在でもそう失われていないと推測すれば、目下の問題は様々な情報の何を学べばよいのかわからないという点ではないでしょうか。
そこで世界の広さと学びのコツを教える"How"の視点が意味を持ってくるのではないかと感じました。
もっとも学問の世界(ことに理系では)超定番をガツンと叩き込む"What"のスタイルも依然として(むしろ情報が氾濫する現在だからこそ)有効なのではないでしょうか。
要はバランス、と凡庸な結論ですが考えております。
投稿: 拾伍谷 | 2012.09.19 16:12