台湾名物パイナップルケーキ:「なぜ美味しい?」「パン屋だから!」
先月のネタだが、GWの台湾旅行で買ったお土産の話を書く。
台湾の土産といってもいろいろあるが,やはり人気なのはパイナップルケーキ(鳳梨酥)である。
うちの親父は以前,仕事で何年間か台北に住んでいた。
そこで,どこのパイナップルケーキがいいのか,旅行前に聞いておいたところ,薦められたのが「維格餅屋(ウェイグーピンジァ)」のパイナップルケーキだった。
台湾旅行の際の宿泊先は承徳路三段にあるホテルサントス(三徳大飯店)だった。維格餅屋旗艦店はそのすぐそばにあった。ツマとともに店に行ったところ,中国大陸からの観光客でごった返していた。
店内で呆然としていたら,日本語を話す店員が来て説明してくれた。
「うちのパイナップルケーキは非常においしく,過去何年間も表彰されている。 なぜ? うちはもともとパン屋だったから!」
たたみかけるような口上に感心して,パイナップルケーキのみならず,バナナケーキ(香蕉酥)や鴛鴦綠豆糕(小豆入り緑豆落雁)も買ってしまった。
写真,上がバナナケーキ(香蕉酥)で,10個入り300元。下の左が緑豆落雁(鴛鴦綠豆糕)で,これも10個入り300元。下の右がパイナップルケーキで12個入り300元。
維格餅屋は「しっとり感=潤」にこだわっているらしく,バナナケーキもパイナップルケーキもしっとりもちもちで美味しい。緑豆落雁もしっとりとしていて美味しいが,これは豆の味と匂い(青臭さ)が強いので,好き嫌いが分かれるところだろう。
台湾人ガイドによれば,日持ちがするパイナップルケーキは添加物が多い証拠なので,お勧めできないとのこと。緑豆落雁のパイナップルケーキは常温で30日(30天)の保存期間なのだが,まあいいんじゃないでしょうか?
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