冷涼都市:バンドン
先日はマレーシアのクアラルンプールにいたが,現在はインドネシア・西ジャワ州のバンドン(Bandung)にいるわけである。
高校で習う世界史では「バンドン会議」で知られている都市で,人口は250万人。スンダ人が多く住んでいる。
上の写真でもわかるように,ジャカルタと違って,あまり高層建築が見られない。
標高700メートルを超える盆地にあるため,ジャカルタに比べると冷涼ですごしやすい気候である。かつて,オランダの植民地だった頃,支配層の避暑地として開発されたという経緯がある。20を超える大学が存在し,学園都市としても知られる。いわば,軽井沢につくば市ができて,250万人住んでいるというイメージか?
毎週日曜日7:00~10:00,バンドン工科大学(ITB: Institut Teknologi Bandung, スカルノやハビビといった歴代の大統領を卒業生にもつ名門大学)の近くにある,Goda通りは歩行者天国に変わる。歩行者天国はこの都市に住むティーンエイジャーによるパフォーマンスで埋め尽くされる:
ASEANの国々の若者は元気がいい。やはりこの元気のよさを日本にも取り込みたいものだ。
| 固定リンク
「東南アジア」カテゴリの記事
- 高野秀行『西南シルクロードは密林に消える』(2023.05.05)
- 納豆が食べたくなる本|高野秀行『謎のアジア納豆』(2023.04.20)
- 「情動エンジニアリング」について考える本(2022.03.19)
- 東南アジアの現代史はこれで:『はじめての東南アジア政治』(2022.02.11)
- ミャンマーにてクーデター(2021.02.01)
コメント