本屋に行くと,予定外の本まで買ってしまう件
本の流通量のかなりの部分をアマゾンなど,ネット書店が占めているという。
しかし,実際にリアル書店に行くと,予定外の本にまで目が行って,結局,多めに本を買ってしまうという現象が発生する。
ネット書店では売れ筋の本や関連書籍などのリコメンドによって,購入者が目的の本以外も購入するという仕組みが作られているわけだが,ネット書店とリアル書店とでは一度に視野に入ってくる本の数が違いすぎる。
何を言いたいかというと,小生の場合,宮脇書店まで『へうげもの 14服』を買いに行って,
へうげもの(14) (モーニング KC) 山田 芳裕 講談社 2012-01-23 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
そのあと,店内をうろうろした結果,気がつくと,
乃木大将の実像に迫った,古川薫『斜陽に立つ』と
斜陽に立つ―乃木希典と児玉源太郎 (文春文庫) 古川 薫 文藝春秋 2011-05-10 売り上げランキング : 248084 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
スターリングラード攻防戦下の物理学者一家を描いた,ワシリー・グロスマン『人生と運命』
人生と運命 1 ワシーリー・グロスマン 齋藤 紘一 みすず書房 2012-01-17 売り上げランキング : 58590 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
の2冊をも買ってしまったわけである。
2月中旬からラオスだのインドネシアだのに行くというのに,読みこなす時間あるかしら?
本屋ってすごい。
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コメント
ご無沙汰しております。
視界に入る商品量、色合いや質感などに圧倒されたり、惹かれたりで・・・衝動買い(ついで買い)は多いですね。
本屋、CD屋、おもちゃ屋、スポーツ用品店しかりですね。
妻が基本的に食料品を宅配注文にするのは、時間節約だけでなく、衝動買いが怖いと宣っています。
ひょっとして、ネット注文、通販、宅配などは、平均年収逓減時代の無意識での家計における自己防衛本能だったりするかも知れませんね。
違うでしょうが・・・
投稿: 娘は堀北真希になりそうもありません | 2012.02.01 08:16
こちらこそご無沙汰です。
逆に言えば,設備投資の少ないネット商店というのは,採算性は優れていても,商品の一覧性・誘引力においてリアル商店に劣っているため,ネット商店の繁栄は効率は良くても経済全体のボリュームを縮小させてしまうということではないでしょうか?
投稿: fukunan | 2012.02.01 12:34
なるほど。
ネット商店や通販は効率的だけど効果的でない、わけですね。
今週か先週の日経ビジネスではありませんが、
利益を取るか、売上を取るかってことに似ていますね。
リアル商店が生き残るには、売上をある程度保ちつつ最低限の利益率を確保出来るか否か、
ネット商店は利益率を下げつつも売上を最大化できるか否か、というわけですか。
戦略が収斂して、似てきますね。
ネット商店は、おすすめ商品以外にも効果的な戦術を考えなくてはなりませんね。
個人的には、○○全巻セットなら20%OFFとかやって欲しいですが・・・
投稿: 娘は堀北真希になりそうもありません | 2012.02.01 16:13