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2011.10.27

The Eyewriter 2.0で遊んできた

ハルーン・ファロッキ(Harun Farocki)のドキュメンタリー映画を見るためにYCAM(山口情報芸術センター)に行ったのだが,1階で面白い展示があったので紹介する。

視線を通じて世界と繋がる。「視線入力技術」
LabACT vol. 1 "The EyeWriter"
(2011年10月1日~12月25日)

The EyeWriter 2.0で遊んできた

この展示では眼球の運動によってコンピュータを制御するシステム"The EyeWriter 2.0"が紹介されている。

もともとは筋萎縮性側索硬化症(ALS)に罹り身体の自由を奪われたTempt1というアーティストに再び芸術活動をさせようとして始まったプロジェクト"EyeWriter Initiative"で作成されたシステムである。

下の写真がそのThe EyeWriterである。

The Eyewriter 2.0で遊んできた

小生も実際に係員の指示に従って操作してみた。

まず,顔を台の上に固定し,右目の動きをシステムにリンクさせる。この調整がなかなか難しく,2回目にようやくリンクできた。

以後は画面のカーソルを眼球運動で制御するのだが,難しいのは定位置に固定すること。視点というものが絶えず動き回っていることがわかる。小生が画面の特定の場所に視点を固定するために行った方法は,「遠い目」をすることである。

眼球の動きというなかなかコントロールし難いものをアートに取り入れるという発想は,アートの可能性を広げるものである。

と同時に,このプロジェクトで開発されつつある視線入力技術はALSによって自由を奪われた人々に新たな希望を与えることだろう。

EyeWriterの詳細はEyeWriter Initiativeのサイトをご覧いただきたい。

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