エコハとか米田きよしとか
水・木と出雲・松江方面に旅行に行ってきたのだが,その間にトホホなニュースがあった。
宇部市の「エコハちゃん」
「ピカチュウにそっくりな「エコハちゃん」の着ぐるみ、使用差し控えることに」(インサイド,2011年8月12日)
山口県宇部市の環境イメージキャラクター「エコハちゃん」の着ぐるみがピカチュウにそっくりで問題になり,久保田市長が着ぐるみの使用断念を発表した。
ポケモンの著作権を管理する株式会社「ポケモン」と協議した結果,着ぐるみを今後使用しないがイラストは活用するということで合意。
小生が見た所,イラストを見る限り,ピカチュウとはだいぶ違うような気がするのだが,着ぐるみは酷似。まあ,市も著作権管理会社も大人の対応で決着して,めでたしめでたし。
偽医者「米田きよし」さん
8月10日付けの朝日新聞に「被災地で『ボランティアの専属医』を務める 米田きよしさん(42)」が紹介されていたのだが,後に偽医者であることが発覚。また「米田きよし」も偽名だとか。
本人曰く,本来はカナダにある大学病院に所属する小児救命救急医。今回の東日本大震災に際し,NGO「カナダ医療支援チーム」の一員として被災地入りした。石巻専修大学のテント村に3月半ばから住みつき,250人余りを診察してきたという。
「【画像あり】米田きよし(42)→リカバリーフォージャパン 自称ボランティア専属医」
偽診療もさりながら,8月12日付朝日新聞のお詫び記事によると,「米田きよし」のボランティア団体は日本財団から百万円の助成を受けていたらしい。そのボランティア団体がどこなのかは良く分からないが(日刊スポーツによると,「ワールドフュージョン(WF)」だそうです。2011年8月13日追記),「米田きよし」が「リカバリーフォージャパン 」を名乗っていたということで,同団体に火の粉が及んでいるようだ。
「リカバリーフォージャパン」は「米田きよし」との関係を否定しているが,「リカバリーフォージャパン」のブログ記事を見ると,
メディカル・チームのY医師(小児科)からは「行政も医療も完全にマヒ状態。石巻は古い漁港で開業医が多い町だがクリニックは津波で全滅した。石巻日赤が唯一、生き残ったが、パンク寸前。ケアのニーズは自分たちで掘り起し、自分たちでミッションを決めていくしかない状態」という説明を受けました。(2011年3月27日記事)とか
メディカル・チームのY医師の説明では、「ボランティアの展開にも難があった」とのことでした。Y医師によれば、渡波地区にはある医療系の団体がボラセンからは入ったが1カ月余りで撤退してしまったそうです。(2011年4月19日記事)
とか,小児科のY医師が度々登場するので,これは「米田きよし」のことではないかと勘ぐってしまうのだがどうだろうか?。
直接は関係ないけど,少し昔,NHK「人間ドキュメント」に出ていた幸月(こうげつ)と名乗るお遍路さん(当時80)が,その直後,殺人未遂容疑者だったことが発覚したという話を思い出した。
小生もそのドキュメンタリーを見たが,八十八か所のある寺の住職が幸月氏の巡礼の姿に感動して泣いていたのを思い出す。きっと住職は「感動を返せ」と思ったに違いない。
幸月氏についてはこの記事が良くまとまっているのでご参考までに。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 唐沢俊一氏逝去の報(2024.09.30)
- 「エルガイム」TV放送から40年(2024.08.29)
- 宮内橋の話(2024.02.24)
- 嘘歴史(その2)(2023.06.07)
- 嘘歴史(その1)(2023.06.04)
コメント