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2011.07.02

タイ総選挙:この日曜日に投開票

国情が違うとはいえ,与野党対立が激しく,政治が混迷しているという点では,日本の国会と,タイの下院は似ていると思う。

明日,7月3日にタイ下院総選挙の投開票が行われるが,タクシン派「タイ貢献党」がリードしているといわれている。これまでの下院の議席総数は480だったが,今回の選挙では500議席に増加している。タイ貢献党が過半数250議席を超えるかどうかが最大の関心事である。

2007年12月に行われた総選挙では,タクシン派「人民の力党」が強さを見せつけ,過半数の240議席に迫る勢いだった。

200712thai

前回選挙後は人民の力党を軸に,国民党,国家貢献党,中道主義党,タイ団結国家開発党,臣民党が連立し,「タクシンの代理人」を自認すると同時に,熱心な勤王家であったサマック・スントラウェートが首相となった。

しかし,2008年11月にサマックは憲法裁判所の違憲判断により首相の座を追われ,後継のソムチャーイ・ウォンサワットも12月に憲法裁判所の違憲判断により解党と公民権剥奪を命ぜられる。

こうしてタクシン派の力が削がれたのちに登場したのが,反タクシン派・民主党党首で,貴族出身のアピシット・ウェーチャチーワである。

民主党だけでは過半数にはるかに及ばないので,再び連立政権が組まれた。2009年4月現在の議席は以下のとおりである:

20094thai

「美男美女対決」と言われる今回の選挙,タクシンの妹による,インラック旋風でタイ貢献党がどれほど票を伸ばすか,ということに尽きる。

タイ貢献党が地すべり的勝利をおさめ,国民の圧倒的な支持があることを示さなければ,他の党の議員たちは軍や憲法裁判所などの従来支配層の介入を恐れて,これまで通り民主党を軸に固まるのだろうと思う。

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