USS MOMSEN (DDG 92) called at Shimonoseki port. 米駆逐艦モンセン(マンセン),下関に来航の巻
今日(2010年11月4日)の夕方,ツマとともに下関に向かった.
何があるのかというと,在福岡米国総領事館のお招きで,このたび下関に来航した,米海軍駆逐艦,USSモンセン(DDG92)のレセプションに参加するためである.Momsenはマムセンと呼ぶ方がいいのかもしれないし,モムセンと呼ぶ方がいいのかもしれない.Wikipediaだとマンセンである.よくわからんが,米軍のパンフレットではモンセンになっているので,モンセンと呼んでおく.
下関第一突堤に着いた時にはもう真っ暗で,外観はあまりはっきりと見られなかった.
さて,いよいよ乗艦.
"Rise above"というのは「突破せよ」という意味で,この駆逐艦の名前の由来であるモンセン中将のモットーらしい.
乗艦してしばらくしたら,艦長のワイリー中佐(どうも小生とほぼ同年齢らしい)とか下関市長とか市議会副議長とかの挨拶で,レセプションが始まった.
なんかアメリカンな感じの大味な雰囲気の大きなケーキがあったんだけど,今年は日米同盟50周年ということが書かれていた.
"USA-Japan, 50 years, 1960 - 2010, A Lasting Partnership"ということである.
そういえば,以前,「米軍が日米同盟を説明する漫画を配っています」(2010年8月6日)という記事を書いたのを思い出した.何だかんだ言って,最も長く強い信頼関係があるのはアメリカだったりする.
レセプション中に艦内見学が実施されたので参加してみた.
↓これは艦内の廊下.
↓これは兵士の食堂.
↓食堂のコーヒーはスタバである.
↓これは士官の会議室.士官は30人,下士官は249人乗り組んでいるらしい.案内してくれた下士官は「この会議室に入るのがゴールだ」と言っていた.
↓これは艦橋の様子.やっぱり眺めがよかった.
あと,写真は撮れなかったが,CIC(Combat Information Center,戦闘指揮所)も見学させてもらえた.自衛艦の見学では絶対に見せてもらえないエリアなので,いい経験になった.CICは電子機器の保護の為,物凄く冷房が利いた空間となっていた.
船内のある区画ではドアにハロウィーンの飾り付けがあった."I love dad"とか書いてある.乗組員の子供たちが送ってきたんだろうと思う.
小一時間見学をし,レセプション会場でパイケーキなどをつまんだり,コーヒーをこぼしたりした後(例のケーキは予想通り,アメリカンな大味だった),艦を降りて家路についたのであった.
土曜日には一般向けの見学会があるとかいう話であるので,近隣の方は行ってみたらどうかと.
【2010年11月8日加筆】
USS MOMSEN (DDG 92)の諸元を加筆しておく.
略歴:
就役: 2004年8月28日フロリダ州パナマ市
作戦歴:
2006年9月 「不朽の自由作戦-フィリピン(OEF-P)」の一環として海上阻止作戦(E-MIO)に従事
2008年3月~10月 「不朽の自由作戦」および「テロとの戦い」支援のため,エイブラハム・リンカーン打撃群の作戦行動に参加
クラス: アーレイバーク級(イージスシステム搭載)
排水量: 9,200t (満載時)
全長: 155.1m (509ft)
幅: 20.1m (66ft)
喫水: 9.9m (32.5ft)
推進力: LM2500ガスタービンエンジン(10万馬力)4基
スクリュー: 2基
スピード: 30ノット以上
航続距離: 20ノットで4,400カイリ
武器:
垂直発射システムミサイル96室
SH-60Bヘリコプター2機
12.75インチ魚雷6管
近接防空システム(CIWS)
以上,USS MOMSENが用意した資料より.
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