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2010.09.06

折口信夫『歌の円寂する時』

(先週・今週と出張続きで一日も休みが無く、ブログ更新が滞っておりますが、根性を出して少しだけ書いてみます。)

今読んでいるのが、折口信夫の『歌の話・歌の円寂する時』である。

円寂って言うのは死ぬと言うこと。入滅とか逝去とかよりもなんか良い表現だと思う。

歌の話・歌の円寂する時 他一篇 (岩波文庫)歌の話・歌の円寂する時 他一篇 (岩波文庫)
折口 信夫

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この本には

  • 歌の話
  • 女流短歌史
  • 歌の円寂する時

の三篇が収められているが、いずれも共通して短歌について論じている。

「歌の話」と「女流短歌史」では、折口信夫が有名な短歌を挙げて「良い」とか「悪い」とかはっきりと評しているので面白い。

でもまあ一番面白いのは大正15年に発表された「歌の円寂する時」だろうと思う。短歌はこれ以上発展せず、滅亡するという話。

今でも短歌を読む人は数多く居て、滅亡していないといえば、滅亡していないのだが、ほとんどは趣味のレベルだろうと思う。時代を切り取ったり、人間を揺るがす文学として成立しているかと言うと、よくわからない。


  ◆   ◆   ◆


先日、ある学会に行って、数値流体力学(CFD)関係の研究が20年前と本質的に変わっていないのを見てびっくりしたのだが(ダウンサイジングは進んだが)、「数値流体力学の円寂する時」というのでも書こうかしらん?

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