« 折口信夫『歌の円寂する時』 | トップページ | 日本のピラミッド:頭塔(ずとう) »

2010.09.10

学会懇親会二景

 家にあれば筍(け)に盛る飯(いい)を草枕旅にしあれば椎の葉に盛る 有間皇子

ここ10日間、某学会と某学会に付き合って、旅枕を重ねていた。

学会(の大会)で大変なのは、発表会自体よりも懇親会だと思う。
良い余興を準備しないと白けてしまう。

某月某日、山口の湯田温泉で開催された、某学会(1)の懇親会の出し物としては太鼓の演奏が行われた。宇部の中村社中「薫童子」のみなさん。

学会懇親会二景

小生が、学会の大会を運営している人に「太鼓を呼んだ方がいい」と発言した結果、これが実現した。クラシックはあまり懇親会になじまないし、尺八とか他の邦楽だと、酔っ払いたちの会話にまぎれて聞こえなくなってしまう。和太鼓がこういうときにはふさわしい。

某月某日、名古屋で開催された、某学会(2)の懇親会の出し物は「おもてなし武将隊」のパフォーマンス。現地では人気らしい。さすが、武将ブーム。なお、この出し物には小職は絡んでいない(当り前)。

学会懇親会二景

名古屋は信長、秀吉、家康の戦国三大英雄を有する土地だということが自慢のようだが、歴史上の有名人の密度で言えば、萩の方が高い。とくに松下村塾付近はその近所に高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文、山県有朋という強烈な人材が集中していた。萩で「おもてなし奇兵隊」でも作ったらどうかと。

なお、来年度、某学会(2)は東京で開催される由。学会を東京で実施すると盛り下がるという法則があるが、今度はどうなる?

|

« 折口信夫『歌の円寂する時』 | トップページ | 日本のピラミッド:頭塔(ずとう) »

アカデミック」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 学会懇親会二景:

« 折口信夫『歌の円寂する時』 | トップページ | 日本のピラミッド:頭塔(ずとう) »