米軍が日米同盟を説明する漫画を配っています
以前、「合衆国海軍が漫画を配っています」(2008年6月10日)という記事を書いたことがある。原子力空母「ジョージ・ワシントン(CVN73)」が横須賀配備が決まったのを機に、同空母の紹介漫画が冊子およびPDFで配布されたという記事である。200ページもある力作だった。
それから約2年が経過した今日(こんにち)、在日米軍が日米同盟50周年を記念して「わたしたちの同盟―永続的パートナーシップ」なる漫画を公表したのである: "U.S. - Japan Alliance Manga now available online"
著者はヒライユキオ、実左、超肉、綾部剛之(ホビージャパン)となっているが、小生は良く知らない。かなり萌え~っとした(ちょっと違うか?)キャラクター、「新居(あらい)あんず(= Alliance)」と、「うさクン(= USA)」との会話で日米同盟が解き明かされていくという内容。
今公開されているのは第1部で、第1章では「日本とアメリカは大切な友達」、「日本とアメリカは同じ考え方を持つ似た者同士」ということが主張されている。まあ、日本にとっては、中国よりはアメリカの方が近い存在だろうとは思う。
今後、第2~4部が公開されるようだが、内容は日米同盟50年の歴史の紹介のようだ。
あと、第1部第2章では米陸軍「第一軍団前方司令部」と陸上自衛隊「中央即応集団司令部」が今度から神奈川県のキャンプ座間で一緒になって活動する、という話が紹介されている。これらはどちらも緊急時に即応するための司令部である。東亜有事には日米共同で対応するというわけである。
それにしても日本人の理解を得るため、漫画という手を使うとはよく考えている。
そうそう。著者の一人、ヒライユキオ氏のブログが見つかったので紹介しておく。最新記事は今回紹介した日米同盟の漫画のことだった:「不定期絵日記:わたしたちの同盟」。
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