[ Greg Egan ] 第1章だけ読んだ [ Zendegi ]
グレッグ・イーガン(Greg Egan)の最新作"Zendegi (Life)"が届いた。
英語は苦手だが、翻訳が出るのはずっと先なので、とりあえず開いて読んでみた。
2012年。ジャーナリスト、マーチン(Martin)がシドニーを出てイランに向かう話。イランでは国会の選挙があるのでその取材に行くのだが、何事も起こらないだろうと思われている。
マーチンは莫大な量のLPレコードのコレクション(Devoとかエルヴィス・コステロとか)を持っているのだが、イランに向かう前に全てをデジタル化してiTuneで聞くことにする。LPのコレクションはリサイクルショップ経由埋立地行き。ところが、旅の途中で、デジタル化に失敗したことが発覚するのである。
グレッグ・イーガンの小説の第1章は全体を暗示させるものである。アナログ<->デジタル、リアル<->ヴァーチャルの2項対立が軸になるのか?
グレッグ・イーガンのサイトでは第2章がサンプルとして掲載されている:
Zendegi by Greg Egan
【Zendegi前半のあらすじ】(2011年8月6日加筆)
Zendegi前半のあらすじは次の記事でまとめている:
Greg Egan: Zendegi (The Life) Part Oneのまとめ
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