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2009.10.29

夢中対面(ゆめであえたら)

先日早朝、夢を見た。

先年死んだ筈の飼い犬が居て、小生に「『新聞』と『お新聞』の違いは何? 『仕事』と『お仕事』の違いは何?」等と質問したのである。

死んだ筈の犬が居て、しかも人語を解するあたり、今振り返れば、夢ならではの不条理さを感じる。しかし、夢を見ている最中あるいは夢から覚めた直後は、犬の子供っぽい質問に微笑ましさを感じ、また、もはや会えない筈の犬に会えて懐かしさを覚えたことは紛れも無い事実である。

さて、その前夜、小生は吉田真樹著『再発見 日本の哲学 平田篤胤―霊魂のゆくえ』(講談社)の「夢中対面」の件(くだり)を読んでいた。

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平田篤胤本居宣長の死後の弟子である。篤胤は宣長の著作を読むことを通じて宣長を敬慕していたものの、既に宣長はこの世には居なかった。ところが、篤胤は28歳のとき、夢の中で宣長に対面し、弟子入りを許された。これを「夢中対面」と言う。

「夢中対面」に関しては宣長の弟子たちから批判が寄せられたようである。『平田篤胤―霊魂のゆくえ』によると、弟子の一人、城戸千楯は「私の夢の中に本居宣長先生がお出でになり、平田篤胤氏を弟子にしたことをおっしゃるまでは、私は平田氏を先生の弟子とは思わない」と痛烈に批判している。近代合理性の視点から見れば千楯の批判は御もっともである。

しかし、篤胤にとっては夢は真実である。夢を信じる心は古代人の心性であり、篤胤はこの古代の心性を備えていた。近代合理性を備えた知識人である、宣長の弟子たちから見れば篤胤は時代錯誤的である。

しかし『平田篤胤―霊魂のゆくえ』は篤胤の「夢を信じる心性」をこのように擁護する:

それがいかに時代錯誤的に見えようとも、死者への思いを馳せたり、恋において狂おしいほど相手を思うということは、ごくありふれたことのようにも思える。<中略>(その)思いが叶えられる場所は夢であるほかない。夢はおのれの場所であるだけでなく、神・仏・思い人の場所でもある。だからこそ、夢を見る者・見させる者が相互に乗り入れ、両者が出会うことを可能にする「あやしき」辺境世界として夢はある。篤胤はそのような夢を信じた。篤胤は近世庶民と同じ、夢を信じる心性をもっていたのである。(同書55ページ)

夢と言うのは「睡眠時に脳が情報を保存するか否か取捨選択している際に知覚される現象」である、というのが有力な説のようである。近代合理性を備えたつもりの小生にとってはこの説は正しいものであると思われる。しかし、飼い犬との夢中対面を果たした小生としては、夢を信じる古代の心性を捨てがたくも思うのである。

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2009.10.24

昭和のホテル

仕事(セミナー講師:資料はこれ。)で五井という所に来たわけで…。

東京から特急「さざなみ」に乗り、一路五井駅へ。
そして、駅そばの「五井キャピタルホテル」に泊まったのだが、「リコホテル」以来の昭和テイストのホテルだった。

ベッドの上空にはテレビが浮遊していた:
昭和のホテル
まあ、寝ながらテレビを見なさいという親切設計だと思っておく。

インターネットを完備しているという話だったが、テレビの横にインターネット接続用の「同軸ケーブル」が…。つまりケーブルテレビ経由のネット接続というわけですね:
昭和のホテル
持ってきたパソコンをこれに繋ぐためには、フロントでモデムを借りねばならん。個数限定だったが、無事ゲットした。貸し出し名簿をみたら、小生の前に借りた人は数日前に1人いるだけだった。ここでインターネット接続をたくらむ出張客はほとんどいないのかも。

チェックインした後は近所の「らーめん亭ちよだ」でラーメン食べながらハイボールをあおったことであるよ。
昭和のホテル
まるで、東陽片岡の世界(吉田類の世界ではない)。

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2009.10.16

【マンションはいかが?】今度は「プレサンスコーポレーション」

2007年8月の「日本ワークス」様、2008年1月の「日本インベスト」様、2008年6月の「ネスト」様、2008年7月の「明和住販」様、2008年9月の「ニッショー」様(本名「日商エステム」様)に続き、今度は「プレサンスコーポレーション」様からのお電話攻撃に遭った。06-6920-63**という電話番号表示が出たから、大阪市内ですな?

これからも資産運用にはマンション経営が一番です(笑)。

っていうかそんな資産無いんで。

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【BNPパリバ】またやらかしたのかい?

うちのブログの過去記事「BNPパリバに嵌められたアーバンコーポ」へのアクセスが急上昇しているので何事かと思ったら、こんどはソフトバンク株の取引で「作為的相場形成」とやらをやらかしたらしい:
BNPパリバ、株不正取引の疑い 値動き調整 金融庁処分へ」(FujiSankei Business i., 2009年10月16日)

「作為的相場形成」とは本来の株の売り買いの関係(需給関係)とは無関係に、作為的に相場を形成することである。例えば、保有株を高値に吊り上げるために、高値で大量の買い注文を出す、とか。

今回、BNPパリバがやらかしたのは、(1)ソフトバンク株の取引でパリバが損をしそう->(2)取引終了間際に高値で大量の買い注文->(3)取引成立せず。翌日持ち越し->(4)翌日、損失が出ない価格で取引、という内容であるそうな。

そうそう。先日のアーバンとの取引に関しては行政処分が出ているのだが(「【BNPパリバ】行政処分でました」)、そのときの報告にも虚偽記載があるとか。「企業に道徳を求めるのは滑稽」(アンドレ・コント=スポンヴィル)なのだなあと改めて思う。

今後どう展開するのか見守るだけだが、とりあえず、過去記事へのリンクを並べておく。

それはそうと、グラントウキョウノースタワーのBNPパリバの専用バルコニー、すごいよ。

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2009.10.15

美人考古学者カーラの文明めぐり

Discovery Channelの番組を見たのだが、原題"Out of Egypt"がなんで「美人考古学者カーラの文明めぐり」になるんだ、と突っ込んでみた。映画"Out of Africa"が「愛と哀しみの果て」になっていたのを思い出したことであるよ。あと、ツマが「美人の基準は国によって違うんだね」と突っ込んでいたのも面白かった。

女性を取り上げるときは「美人○○」、男性を取り上げるときは「エリート○○」、「イケメン○○」とタイトルをつけるのは日本のテレビ・新聞の常道。

小生のDiscovery ChannelやHistory Channelのお気に入り番組は探検家&考古学者のジョシュ・バーンスタインが出るシリーズである。最新の研究結果を交えてアトランティス文明やノアの箱舟を探求していて面白かった。

「美人考古学者カーラの文明めぐり」もその類かと思っていたが、ジョシュのように個別案件を深く追求する話ではなく、複数の古代文明の共通点を見出すというシリーズのようだ。ジョシュの番組が縦糸(経)ならば、カーラの番組は横糸(緯)である。経緯が相そろって古代文明の話はより面白くなる。

今回は第1回目で世界に散在する「ピラミッド」の話。ピラミッドはエジプトだけでなく、マヤ、アステカにもあるし、インドやカンボジアの寺院はまるでピラミッドのように尖っている。このように複数の古代文明で尖った巨大建造物が作られた背景には古代人の精神の共通性が有るのでは?というのが今回の話の中核部分である。

今後、「信仰」、「墓」、「ミイラ」と続くらしい。毎週水曜日が楽しみである。

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