【さよなら】国際宇宙ステーション【2016年廃棄】
宇宙から帰れない状態が続く若田光一さん。ようやく帰還の目処がついたわけだが、その若田光一さんが滞在している国際宇宙ステーションISSが2016年に廃棄されることがわかった:
「国際宇宙ステーションは2016年第1四半期に廃棄処分、米計画責任者」(インフォバーン)
というか2016年廃棄は予定通りだという。しかし、完成するのが2011年で廃棄が2016年というのはあまりにも短い気がする。1000億ドル、つまり10兆円も投じられたプロジェクトなのにねぇ。
しかしインフォバーンの関連記事を見ていると、CO2除去装置が壊れたり、汚水が漏れたり、とトラブルが絶えない様子。ダラダラと運営を続けて大事故につながるよりは、きっぱり捨てた方が良いのかもしれない。
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コメント
ISS は、地球の地上で作るまでが意味がある(10兆ドルの投資効果)とおもうんですがね。
宇宙で、使われようか、使われまいが、作成のための検討に価値があるわけで。
これは、大学での研究も同じでしょう~?
投稿: 胡桃 | 2009.07.29 00:41
まあ、10兆ドルの投資効果という意味はあったと考えていいでしょうね。
しかし、同じ10兆ドルを別のところにまわしたら、という経済学的な議論もあるかと思います。つまり、乗数効果がどれほどかということです。
投稿: fukunan | 2009.07.29 18:06
史上最大級の金の無駄遣いとして歴史に残るなこれは
アメリカの金魚の糞になっていった日本の宇宙関係者にも猛省を促したいですね
ただでさえ限られた予算の大半をこんなものに割り振ってしまったのですから…だれか途中で止めなかったのかと
そしてその一方で中国は有人宇宙飛行に見事成功と
投稿: an | 2009.08.25 06:09