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2009.06.26

【ようやく】エコポイント交換商品カタログがダウンロードできた

ここ2,3日チャレンジし続けた、エコポイント交換商品カタログのダウンロード。今日、ようやくゲットできた。

エコポイント交換商品カタログ


なんで、16ページ如きで8メガバイトもあるのかとおもったら、全頁、文字情報が画像として保存されている。そりゃ重くなるわけだ。OCRテキスト認識でもしようかと思ったけど面倒だからやめておく。

やはり確認したくなるのは交換必要ポイント数。鉄道カードの損得情報をまとめるとこのようになる:

<損>

  • オレンジカード(JR北海道、JR西日本、JR九州): 4000点で3000円分 (25パーセント減)
  • Suica、PASMO、TOICA、ICOCA: 13,500点で12,000円分 (11パーセント減)
  • ですかカード・チャージ券(高知県のバスとか電車とか): 2000点で2000円分の「ICカードですか」、ただし総量着払い500円 (1円=1点で換算すれば、20パーセント負担)
  • nimoca(西鉄): 20000点で20000円相当だが、デポジット500円込みなので実質19500円分 (2.5パーセント減)

<イーブン>

  • 1dayパス(阪急阪神): 6000点で1200円券5枚セット
  • ICい~カードチャージ引換券(伊予鉄道): 10000点で10000円分

<得>

  • パサールカード(静鉄): 1000点で利用額1100円分の1000円券 (10パーセント増)
  • 福岡市地下鉄乗車券(福岡市交通局): 1000点で利用額1100円分の磁気カードは1000円券 (10パーセント増)

<わからん>

  • 「週末フリーパス」(近鉄): 4500点で3日間近鉄全線乗り降り自由のフリーパス(大人用)
  • エコポイント交換パス(JR四国): 8500点で特急自由席に3日間乗降自由(大人用)
  • ことでんICカード乗車券及びチャージ引換券(高松琴平電気鉄道): 10000点で限定IruCaカード

こうして見ると、明確に得になるのは静鉄と福岡市地下鉄の磁気カードだけである。「ですか」が着払い500円とは恐れ入ったよ。

最後の<わからん>グループであるが、フリーパスはもともとお得なものなので、近鉄沿線や四国を旅行する予定が確実にある人たちにとってはお得なのだろう。ことでんは良くわからんが、イーブンかプレミア付か?


関係ないけど、マイコー死んじゃったねぇ。
Michaeldead

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2009.06.25

【今日も】(続)エコポイント交換商品カタログが全くダウンロードできない件【ダメだった】

昨日ダウンロードを試みて失敗した件の続き。

今日もエコポイント事務局のサイトに行って、交換商品カタログをダウンロードしようとトライしてみたが、やはりダメ。8MBダウンロードするべきところ、798kBで止まっている。ブラウザも凍りつくから迷惑千万。

ミラーサイトかどこか他の所でもダウンロードできるようにしたらいかがなものか?

ちなみに、エコポイントのめんどくさい申請作業をせずに、その場でエコポイントを商品に交換するということもできる。ただしそれは「エコポイント申請サポート販売店」に限られる。そしてまた、交換できる商品がいまいち:


  • 地デジアンテナ工事(地上デジタル放送対応テレビ購入の場合のみ)
  • 電球形蛍光ランプ
  • 電球形LEDランプ
  • 充電式ニッケル水素電池(ようするにエネループのことだな)

地デジ、省エネと関係ないじゃん。

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2009.06.24

エコポイント「交換商品カタログ」が全くダウンロードできない件

話題のエコポイントの交換商品や交換必要ポイントが本日(2009年6月24日)、エコポイント事務局発表された。しかし、交換商品のカタログを見ようにも通信速度が異様に遅い。多分、小生と同じような人が殺到しているからだろう。みんな、もちつけ。小生も落ち着け。

ただし、「エコポイント交換商品及び商品提供事業者一覧」は簡単に見ることができるので、この表と各種報道とを合わせれば、だいたい交換商品カタログの内容は推定できる。

エコポイント交換商品は大きく三つのグループに分かれる:


  1. 商品券 (207件)
  2. 地域産品 (55件)
  3. 環境配慮製品 (9件)

流動性選好(ケインズ)という見方をすれば、他の商品への交換が可能な「商品券」を選びたいという人が多いことだろう。商品券の多さはこれに応えるものだと思う。しかし、鉄道プリペイカード、食事券、デパート・クレジット系商品券、図書カード、旅行券、ビール券、電子マネーなど、どれを選んだらよいかわからないぐらいの乱立気味である。そういう場合はとりあえず電子マネーか?

ちなみに鉄道プリペイカードだと:

オレンジカード(JR北海道、JR西日本、JR九州)、Suica(JR東日本)、PASMO(パスモ)、TOICA(JR東海)、パサールカード(静鉄)、ICOCA(JR西日本)、「週末フリーパス」(近鉄)、1dayパス(阪急阪神)、エコポイント交換パス(JR四国)、ことでんICカード乗車券及びチャージ引換券(高松琴平電気鉄道)、ICい~カードチャージ引換券(伊予鉄道)、ですかカードチャージ券(高知県のバスとか電車とか)、SUGOCA(JR九州)、nimoca(西鉄)、福岡市地下鉄乗車券(福岡市交通局)

がリストアップされている。オレンジカードってまだあったんだ。びっくり。四国・九州は乱立しすぎである。相互融通せよ。

電子マネーは:

Edy、nanaco、WAON

がリストアップされている。上述のSuicaも電子マネーだといったらそうなんだけど。

交換必要ポイント数に関しては、AV Watchがこういう記事を出している:「エコポイントの商品交換必要ポイントを発表-交通系カードは手数料必要。割増し還元の商品券も

この記事によると、上述のSuica、PASMO、TOICA、ICOCAに関しては13,500点で12,000円分(デポジット500円含む)なのだそうだ。・・・?もともとSuicaを持っている人の場合は12,500円分になるのか/ならんのか? そもそも既存のSuicaにチャージしてくれるのか/くれないのか? よくわからんな。いずれにせよ、1000点は手数料として没収ということか。

Edyは10,100点以上で、1円単位で全てEdyに交換してくれるという。ただし、手数料100点だそうだ。こっちの方が良心的。もっと良心的なのはnanaco。1万円以下は全ポイントまとめて交換だそうだ。手数料はとらないってことですよね、ちがいますか? あと、WAONは500ポイントずつ500WAON(円)にしてくれるそうである。

エコポイントで問題になりそうなのが端数。行き場の無い端数はnanaco行き?

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巷で話題の「海上自衛隊レシピ」

下関に護衛艦が来るって言うと見に行ってしまう、微妙に海上自衛隊ファンの小生。

Kirishima02

(写真は「きりしま」:2009年4月13日記事「下関でイージス艦『きりしま』を見てきた」参照)

しかし、海上自衛隊が「軍事機密(ウソ)」ともいえる、レシピを公開しているとは知らなかった。

自衛隊のように規律の厳しい世界では食事が楽しみの一つだろうと思う。レシピ見てるだけで涎が垂れそうなぐらい、簡単に作れておいしそうなメニューが紹介されている。

毎週金曜日更新。今週は掃海艦「つしま」の野菜カレー4人分です。

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2009.06.11

山口秋芳プラザホテルの事件でインタビューを受けた件

一昨日、山口秋芳プラザホテルの一酸化炭素中毒事件に関してテレビ山口の取材を受け、昨夕(2009年6月10日)「TYS スーパー編集局」で放送されたのでご報告。

山口秋芳プラザホテルの事件でインタビューを受けた件

県下では数少ない建築設備(換気・空調)の専門家として、事故原因について話した。概要は次の通り:


  • ボイラーの故障も考えられるが、煙突がふさがれていたことが決定的な原因
  • 高濃度の一酸化炭素COを含む排気が行き場を失い、客室に流出した
  • 煙突がふさがれていたことで排気ができず、当然、新鮮な空気がボイラーに供給されず、酸素不足になり、不完全燃焼、高濃度の一酸化炭素の発生を招いた
  • もし、ボイラーが新品だとしても、煙突にふたがあったら、結局は同じ事故になった
  • この事故の前にも軽微な事故が起きていた可能性がある(実際、口コミによるとお湯が出なかったという苦情があったとか)
  • 重大事故の背景には数多くの軽微な事故、未然のトラブルがある(ハインリッヒの法則
  • ということは、清掃が行き届いていなかったり、タイルが壊れていたり、とか小さな問題が見受けられるホテルは将来大事故を起こす可能性があるので、宿泊客は要注意

なぜ、煙突にふたがされていたのか、という点が最大の謎である。
ここからは小生の推理なので、間違っている可能性があるが、一応述べておく。

  • 旧経営者が古いボイラーの使用を停止し、同時に煙突をふさいだ
  • 引き継いだ経営者がボイラーの再使用を決定したが、煙突がふさがっていることについて知らなかった

新聞報道によると、現経営陣はボイラーの点検を業者に任せきりにして、点検内容については全く知らなかったという。ひょっとしたら、業者の方も、旧ボイラーを使用しているとは知らず、新ボイラーのみ点検していた可能性もある。

今回の事件、直接の原因はボイラーの不完全燃焼だが、それを引き起こし、さらに死亡事故にまで拡大してしまったのは煙突のふたであると考えられる。

ボイラーと煙突の問題よりも背後にあり、より重大なのはボイラーの運営・管理体制の問題である。

そして、さらに背後にあるのは経営体制、とくに人の管理、情報の引継ぎ、人命にかかわる設備への充分な投資、などの問題である。

今後、警察、消防、経産省などによって事故原因や責任が明らかにされると思うが、読者諸氏は直接の原因だけでなく、背後の問題まで注目していただきたい。

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2009.06.10

Rでパネルデータ分析をやってみる

1.はじめに

最近は統計処理のためにRを使っている。で、このたびRでパネルデータ分析にチャレンジしてみることにした。パネルデータというのは複数の主体の時系列データをまとめたものである。クロスセクション×時系列のデータ。例えば、1990~2007年の都道府県別一人当たり県民所得データはパネルデータである。この場合は、都道府県別というのがクロスセクションであり、1990~2007年というのが時系列ということになる。

Rでパネルデータ分析を行うためには、パッケージplmが必要である。でもplmはまた別のパッケージを必要としているので、以下のパッケージを"The Comprehensive R Archive Network"からダウンロードして解凍・インストールする必要がある:

  • plm
  • kinship
  • nlme
  • Formula
  • VR
  • sandwich
  • zoo

埼玉大学の並河永先生のウェブページ「パネルデータ分析」(旧「土壇場の経済学」?)では「plmはR-2.8.0以降のバージョンでないと動作しません」と書かれているが、R-2.4.1でも一応動作した。しかしながら、読者諸氏は念のためR-2.9.0を使った方が良いと思う。Rの最新版はここで手に入る。


2.電力消費量の所得弾力性/価格弾力性を検討してみる

さて、Rによるパネルデータ分析の準備ができたので、実際に作業してみる。今回準備したのは、勤労者世帯・年間収入五分位階級別・全国平均の電力消費量(MJ)、都市ガス消費量(MJ)、プロパンガス消費量(MJ)、灯油消費量(MJ)、実質可処分所得、実質電力単価(1MJあたり。全国平均値。以下同様)、実質都市ガス単価、実質プロパンガス単価、実質灯油単価のデータ、1987~2007年分である。弾力性を求めるため、いずれの値も自然対数化している。データはこれ:"ene-panel-87-07.txt"

記号は


  • class:五分位階級。1が最も低所得の階級で、5が最も高所得の階級
  • yr:年次
  • LEC:電力消費量(MJ)の自然対数
  • LGC1:都市ガス消費量(MJ)の自然対数
  • LGC2:プロパンガス消費量(MJ)の自然対数
  • LKC:灯油消費量(MJ)の自然対数
  • LY:実質可処分所得の自然対数
  • LEP:1MJあたり実質電力単価の自然対数
  • LGP1:1MJあたり実質都市ガス単価の自然対数
  • LGP2:1MJあたり実質プロパンガス単価の自然対数
  • LKP:1MJあたり実質灯油単価の自然対数

Rを立ち上げたら、まず、plmのパッケージを読み込まないといけないので、次のようにコマンドを入力する:

library(plm)

つぎにデータの読み込みである(当然のことながら、読み込む前に作業をするディレクトリを、"ene-panel-87-07.txt"が保存されているディレクトリに変更しなくてはいけない)。

ene<-read.table("ene-panel-87-07.txt", header=T)
ene<-plm.data(ene, index=c("class","yr"))

電力消費量が所得とエネルギー単価に依存するというモデルを立てて分析を実施してみる。モデルを次のように入力する。

form <- LEC~ LY+LEP+LGP1+LGP2+LKP

なぜ、電力消費量がガスや灯油の単価にも依存するモデルを構成したのかというと、例えば、灯油の値段が電力の値段に比べて相対的に高くなれば、灯油の使用が減り、電力の消費量が増すと考えられるからである。

さて、いよいよ分析にとりかかるわけだが、パネルデータ分析では三つのモデルが提案されている:

その1: pooling推計モデル
 y(i, t) = a + b × x(i, t) + ε(i, t)

yが従属変数、xが独立変数、εが誤差項である。小生の分析ではyが(自然対数化された)電力消費量、xが(自然対数化された)実質可処分所得や実質エネルギー単価にあたる。添え字のiはindividualすなわち主体(個体)の識別番号、tはtimeすなわち時間を表すインデックスである。小生の分析ではindividualは所得五分位階級、timeは年次にあたる。

pooling推計ではindividualやtimeが特別な影響を及ぼさない、つまり、所得階級も年次もとくに電力消費量に影響を及ぼさないと仮定されている。

その2: within推計(固定効果) モデル
 y(i, t) = a(i) + b × x(i, t) + ε(i, t)

individualごとに切片項(a(i))が異なるというモデルである。つまり、within推計(固定効果) モデルでは所得階級が電力消費量に影響を与えるわけである。

その3: random推計(変量効果)モデル
 y(i, t) = a + b × x(i, t) + ν(i) + ε(i, t)

これはindividualごとに誤差項の分散が異なるというモデルであり、ν(i)はランダム効果と呼ばれる。

このように三つのモデルがあるのだが、どれが適切なのかということは検定を行わないといけない。まず、パネルデータをそれぞれのモデルに当てはめてみる。上から順にpooling推計、within推計、random推計モデルへの当てはめを行っている:

model.pl <- plm(form, data=ene, model="pooling")

model.wi <- plm(form, data=ene, model="within")

model.re <- plm(form, data=ene, model="random")

つぎに検定を行う。poolingとwithinのどちらが適切か、という検定はF検定によって行う。plmパッケージではpFtestまたはpooltestという関数を使う。ここではpooltestを使う:

pooltest(model.pl, model.wi)

とやると、
F statistic

data: form
F = 0.8992, df1 = 4, df2 = 95, p-value = 0.4678
alternative hypothesis: unstability


という結果が出てくる。帰無仮説H0「individualやtimeが特別な影響を及ぼさない within推計モデルよりもpooling推計モデルの方が適切」ということが棄却されない(p値が小さくない)ので、pooling推計で良いということになる。

なお、pFtestを使うときには、

pFtest(model.wi, model.pl)

と、中に入れるモデルの順番が逆になるので注意。

つぎにpoolingとrandomのどちらが適切か、という問題に関してはBreusch-Pagan検定を行う。この検定ではplmtestという関数を使用する:

plmtest(model.re, "individual", "bp")

結果は
Lagrange Multiplier Test - (Breusch-Pagan)

data: form
chisq = 0.2424, df = 1, p-value = 0.6225
alternative hypothesis: significant effects


となる。帰無仮説H0「誤差項の分散はindividualによらない random推計モデルよりもpooling推計モデルの方が適切」が棄却されないので、pooling推計モデルで良いということになる。

ここまでですでにpooling推計モデルで良いという話になるが、一応、withinとrandomだったらどちらが適切か、という検定もやってみよう。この検定をHausman検定という。plmパッケージではphtestという関数を使う。

phtest(model.wi, model.re)

とやると、
Hausman Test

data: form
chisq = 0.331, df = 5, p-value = 0.997
alternative hypothesis: one model is inconsistent


という結果が得られる。帰無仮説H0「ランダム効果が誤差項と独立である within推計モデルよりもrandom推計モデルの方が適切」ということが棄却されないので、random推計が支持される。

結果として、pooling推計モデルが支持されたので、その結果を見てみる:

summary(model.pl)

とやると、
Oneway (individual) effect Pooling Model

Call:
plm(formula = form, data = ene, model = "pooling")

Balanced Panel: n=5, T=21, N=105

Residuals :
Min. 1st Qu. Median 3rd Qu. Max.
-0.09830 -0.03040 0.00239 0.02920 0.08790

Coefficients :
Estimate Std. Error t-value Pr(>|t|)
(Intercept) 2.200985 0.654001 3.3654 0.0007643 ***
LY 0.633764 0.014046 45.1218 < 2.2e-16 ***
LEP -2.106578 0.189301 -11.1282 < 2.2e-16 ***
LGP1 0.155435 0.137564 1.1299 0.2585142
LGP2 0.566161 0.241174 2.3475 0.0188990 *
LKP -0.171418 0.046161 -3.7135 0.0002044 ***
---
Signif. codes: 0 '***' 0.001 '**' 0.01 '*' 0.05 '.' 0.1 ' ' 1

Total Sum of Squares: 6.8076
Residual Sum of Squares: 0.15123
F-statistic: 871.52 on 5 and 99 DF, p-value: < 2.22e-16


という結果が出てくる。

このモデルでは都市ガス価格は電力消費量に影響を与えないが、残りの独立変数は全て影響を与えるという結果が得られている。また、所得、プロパンガス、灯油価格が上昇すると電力消費量が増加、電力価格が上昇すると電力消費量が減少するという、まあ常識的な答えが出てきている。

本格的にパネルデータ分析を実施するにはまだいろいろ検討するべきところがあるのだが、記事が長くなるのでここらへんで終わりにする。

非常に参考になったのはこのブログ:
ゲリラ的 uncorrelated のウェブページ
あと、この資料もわかり易い(Stata向けだが):
Stata によるパネルデータ分析」(pdf)
読者諸氏も参照されたい。


パネル・データの分析について本格的に踏み込みたいなら:

ミクロ計量経済学の方法―パネル・データ分析ミクロ計量経済学の方法―パネル・データ分析
チェン シャオ 国友 直人

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2009.06.08

「スラムドッグ$ミリオネア」を見てきた

この頃は土日になると映画を見るという状況だが、今回は「スラムドッグ$ミリオネア」(ダニー・ボイル監督、2008年、イギリス)を見た。放置しているとシネマスクエア7での上映回数が減ってみれなくなる可能性があるので。

あらすじ:
ムンバイのスラム街出身の青年ジャマール(デーブ・パテル)は、電話センターのお茶くみ係。テレビの人気クイズ番組『クイズ$ミリオネア』に出演し、次々に問題を解き、ついに最後の1問にまで到達。一夜にしてインド中の話題に。

無学であるはずの彼に司会者プルーム(アニル・カプール)は疑念を抱き警察に訴える。不正の疑いがかけられ、警察に連行されてしまう。そこで彼は自分の生い立ちを語る。彼の過去とは?そしてなぜ出演したのか?

全インド注目の中、ジャマールは再び番組に帰ってくるのか?そして最後の一問に解答できるのか? (あらすじおわり)

この映画、まず、ストーリーが面白い。いきなり、警察でジャマールが尋問(拷問)を受けているところから始まり、なぜ、ジャマールがクイズに解答し続けることができたのか?という疑問が提示される。これで全体の大きな流れができる。つぎに、ジャマールが尋問の中で生い立ちを語るのだが、その生い立ちがクイズの質問内容と密接に関係していることがわかる。

俳優も良い。主人公ジャマールを演じているデーブ・パテルは感情が現れないものの信念と優しさを感じさせる。映画初出演だそうだが、英国のテレビでは様々な賞を受賞している有名な若手俳優だという。

ジャマールの恋人ラティカを演じているのはフリーダ・ピント。ジャマールが全身全霊をかけて救い出そうとしているからにはそれだけの魅力を備えた女性でなくてはならない。フリーダ・ピントはそれに値するインド美人。

主人公ジャマールの兄、ヤクザのサリームを演じているのはマドゥル・ミッタル。若き日のマイケル・ジャクソンのような容貌で、凄みを感じさせる。映画の中ではヤクザの親分を二人殺している。

「クイズ$ミリオネア」の司会を務めるプルームを演じているのはアニル・カプールだが、大げさでにこやかな表情と腹黒さとの対比を見事に表現している。みのもんたを彷彿とさせる悪役である。


小生がだらだら解説するよりも、映画を見た方が絶対に良い。2時間飽きること無し。エンディングも「総踊り」になるインド映画風で最後の最後まで楽しめる。

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2009.06.05

【タイゾー】敵前逃亡記念特集

本ブログでもたびたび取り上げてきたタイゾー先生。

このたび、めでたくご勇退の運びとなった:「『給料ドロボー』タイゾー、姑息な“敵前逃亡”ワケ」(2009年6月5日、ZAKZAK)

これを記念し、本ブログの過去の記事をまとめてみる:

タイゾー」(2007年12月27日)
 自民党北海道連衆院1区支部がタイゾーを切って、長谷川岳氏を擁立することにした話を取り上げた記事。小生は当時、タイゾー氏を「議員のダメなところを曝け出してくれたという点では非常にエライ人である。ダメッぷりが徹底していて良い。」と好評価(?)している。とくに公式ブログの更新が2007年09月27日で止まっているあたりが素晴らしいと指摘したのだが、2009年6月5日現在ではご本人のブログが消えてしまっている(アドレスはあるけど)。

タイゾーの秘書、自殺未遂」(2008年8月28日)
 上述の記事から半年以上経過して後、タイゾー氏の秘書(当時25)が自殺未遂したということで書いた記事。この秘書、変な主君に仕えて精神的に苦労したのでは?というのが、小生の当時の感想である。なお、この記事ではタイゾー氏の暗黒面についても紹介している(と言ってもBUBKAの記事の引用だが)。再引用すると、こんな話:

祖父は地元の名士。実家は歯科医というボンボン育ちで、テニスの王子様だった筑波大学時代には妊娠させた女性の中絶費用として実家が50万円用足しというエピソードあり。自民党公認締め切り日に30分程度で書き上げた課題論文を会社からメールし、比例南関東ブロックから緊急出馬。そして棚ボタ当選。(BUBKA2005年12月号、54ページより)

「過去はどうあれ、議員になってからちゃんと仕事をしていればよいのだが、まあそんな風には見えない。」と当時の小生は書いたのだが、現在でもそんな感じである。引退おめでとう。

タイゾーを以って他山の石とすべし」(2008年8月29日)
 上述の記事の翌日に書いた記事。世間ではタイゾーに関連してどんなネタが転がっているかGoogleで調べてみた結果を紹介している。当時、「CHANGE」というキムタク先生主演の政治コメディドラマがあったのだが、タイゾーがChangeのモデルは自分だとのたまわったという怪情報も出回っていた。

 野口旭先生曰く「自らの政策スタンスを言葉によって明確化する」(野口旭:経済論戦、194ページ)ことが政治家のなすべき言動なのだが、タイゾー先生は全くそういうことをしていなかった。ニート対策はどうしたんだっけ?

 以上が過去記事紹介である。

 タイゾー氏は今後は一党員として活動を続けると表明しているが、党職員にでもなるつもりか?今度は税金ではなく、党の資金を吸い取るのだろうか?

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2009.06.02

【世界エネルギー見通し】2015年には1バレル110ドルに【米国エネルギー省】

2009年5月27日、米国エネルギー省は"International Energy Outlook 2009"を発表した。この中で、2006年から2030年までの世界のエネルギー需要が44%伸びる見込みだと予測されている。この増加は発展途上国の長期的経済成長によるもの。

短期的には金融危機以来の世界経済の冷え込みがエネルギー需要の低減につながるものの、1~2年以内に経済は回復し始め、多くの国でエネルギー消費量が増加するだろうと予測されている。2006年には500エクサ(5.0×10^20)ジュールだった世界のエネルギー需要が、2030年には720エクサ(7.2×10^20)ジュールに増加するだろうという話。

ちなみに日本では普通のご家庭だと一人当たり年間15ギガ(1.5×10^10)ジュールのエネルギーを消費している。2006年の世界需要:500エクサジュールには家庭用だけでなく、運輸、産業部門のエネルギーも含まれているが、日本人一人当たりの家庭用エネルギーの33億倍だと考えるとなんとなく想像がつく。

で、エネルギーというとまっさきに気になるのが原油価格だが、エネルギー省は2015年には1バレル110ドル、2030年には1バレル130ドルに達すると予測している。

この価格、どこの原油価格なのかわからないが、世界的に原油価格はほぼ一緒だと大胆に考え、現在のOPECのバスケット価格と比較してみる。ご存知のように原油価格は2008年7月に131.22ドル(OPECバスケット価格)を記録して以来急落、2008年12月に38.6ドルに達した。ところがそこで価格はまた上昇を始め、現在(2009年5月28日)では61.66ドルになっている。半年で20ドルの上昇。最近ガソリンがまた高くなってきたなあ、というのはこれが原因。これが更に2015年には110ドルになるというのである。2015年までにはあと5年半だが、そこに達するためには(110ドル-62ドル)/5.5年=約9ドル/年の上昇となる。今の上昇率よりは緩いが、家計がじわじわと圧迫されることは間違いない。

原油価格の上昇は悪いことばかりではなく、再生可能エネルギー(日本の新エネルギーに当たる。太陽光、風力、バイオマス、ゴミ火力など)の発展も促す。エネルギー省は今後、2.9パーセントずつ再生可能エネルギーが増加するという予測を示している。

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2009.06.01

『グラン・トリノ』 クリント・イーストウッド最後の「西部劇」

日曜日にシネマスクエア7に行き、『グラン・トリノ』(クリント・イーストウッド主演・監督)を見た。

あらすじ:

元フォード社組立工のウォルト・コワルスキー(クリント・イーストウッド)は古風で武骨な頑固者。かつて朝鮮戦争時に騎兵第一師団の一員として戦い、勲章をもらったことがある。つい最近妻を失い、今では身の回りにいるのは愛犬だけ。1972年製グラン・トリノの手入れと庭の芝刈りぐらいしかウォルトにはすることが無い。息子は二人いるが、どちらとも折り合いが悪い。とくにトヨタ車のセールスをやっている方の息子とその家族には嫌悪感を隠さない。

ウォルトの隣にはモン族(字幕ではミャオ族だが間違いではない)の一家が住んでいる。その家に住む、気の強い姉スー(アーニー・ハー)とおとなしい弟タオ(ビー・バン)は同じモン族のギャングにいつもまとわりつかれている。ある日、ギャングたちはギャング入団テストとしてタオにウォルトのグラン・トリノを盗ませようとする。しかし、盗みに入ったタオはウォルトに銃を向けられ撃退される。

また別の日、黒人のチンピラに絡まれていたスーをウォルトが助けたことから、モン族の一家とウォルトの間に交流が始まる。そして自動車泥棒のお詫びと称してタオがウォルトの手伝いを始める。次第にウォルトはタオを一人前の男に育て上げようとし始め、仕事の紹介をする。しかし、タオの成長を阻害するのはあいかわらずつきまとうモン族ギャングたちだった。

タオにつきまとうギャングをウォルトは懲らしめる(ボコボコにして銃で脅す)のだが、その報復としてモン族一家の家には銃弾が撃ち込まれ、スーはレイプされる。ウォルトはタオとスーのために人生最後の戦いに出る・・・(あらすじおわり)。

クリント・イーストウッドはこの映画をもって事実上の俳優活動隠退を宣言しているという。イーストウッド自身も朝鮮戦争時に召集された経験があり(戦線にいたかどうかは小生はよく知らない)、ウォルトにはイーストウッドの人生の一部や性格の一面が反映されているのではないかと思う。

それにしても、もうすぐ80歳の老人の格好よさ。悪者をフルボッコである。『ダーティー・ハリー』時代のイーストウッドなら、ギャングは全員撃ち殺されていたと思う。

ウォルトの生きざまにも痺れるが、他の俳優たち(知らない人ばかり)の演技も良い。とくにウォルトに「27歳童貞」と罵られた司祭(カトリックだから司祭だと思う)なんか童顔でぽっちゃりしていていい味を出している。

イーストウッドは西部劇でのし上がった俳優だが、この作品で演じているウォルトは西部劇ヒーローそのものである。"Clint Eastwood"という名前を並べ替えると"Old West Action"(古き西部劇)となることを知っている人々も多いだろうが、この作品は彼にとっての最後の西部劇なのだと思う。

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