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2009.05.25

チャンネルNECOで『墨東綺譚』を見た

土曜日の晩、チャンネルNECOでたまたま新藤兼人監督『墨東綺譚』(1992年、本当は墨の字にはサンズイが付く)をやっていたので見た。

永井荷風の同名小説と『断腸亭日乗』とをミックスした内容である。玉の井という私娼街を舞台に永井荷風(津川雅彦)と娼婦お雪(墨田ユキ)との恋愛を描いている。

映画「ひとひらの雪」での演技もそうだが、津川雅彦は老残の身の恋というものを演じさせたら天下一品である。いまだに合コンに行っているという話であるし(NHK「きよしとこの夜」での発言)、老境に達した男性の業のようなものを感じさせる。

一方、墨田ユキ。この映画以前もAVやNHK大河ドラマへの出演歴はあるものの、墨田ユキ名義ではこの映画が初出演である。独特の顔立ちと奔放そうな演技で話題をさらい、ブルーリボン賞、日本アカデミー賞、報知映画賞新人賞など各賞を獲得。その後、様々な映画、ドラマに出演することとなった。

この『墨東綺譚』で話題となったまさに旬の年、墨田ユキは昼ドラ「愛の祭り」(1992年)に出演し、西川忠志、東野英心とドロドロの三角関係を描いていた。小生はさっさと大学に通うべきところ、このドラマを見てから通学していたものである(早く学校に行け)。当時、大阪で人気のあった深夜帯番組「テレビのツボ」(司会:ぜんじろう)では毎晩のように「愛の祭り」の展開が紹介されていて、「愛の祭り」終了後には墨田ユキ本人が「テレツボ」出演というサプライズもあった。

墨田ユキは現在ではほぼ引退状態であるが、その名前の由来となった映画『墨東綺譚』を見たら、およそ17年前の出来事をあれやこれや思い出した次第である。

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コメント

ご無沙汰しております。

毎度興味深いネタを提供いただき、ありがとうございます。

ネタの振り幅の広さや、慧眼の鋭さに感服しております。

それにしても、懐かしい名前、懐かしい映画ですね。
青山知可子「ウンタマギルー」、や大竹一重と並び(?)、美人系モデル系本格派女優というジャンルを形成していたことを思い出しました。

投稿: 娘が堀北真希ならなぁ | 2009.05.28 23:13

どうもお久しぶりです。

貴兄もブログをつけるようになったようで、時々は意見しております。

投稿: fukunan | 2009.06.02 19:10

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