« Google Street Viewの撮影車が追い出された件 | トップページ | 【生産財マーケティング】化学産業における新製品の成功に関して »

2009.04.09

「スパモニ」で知った田宮二郎の生き様

毎朝、「スーパーモーニング」(司会:赤江珠緒、小木逸平)を見てから仕事に行くのだが(早く行け)、昨日(8日)は「田宮二郎」の話をやっていたので見入ってしまった。長男・柴田光太郎氏はじめ複数の関係者が田宮二郎のプライベートに関して包み隠さず語ってくれたおかげで、今まであまり知られていなかった事実が明らかにされた。記憶に残ったエピソードを箇条書きにするとこのようなものだった:

  • 演技に対する異常なまでのこだわり
    • 主演映画『白い巨塔』での自身の演技に対する不満(小生が思うに、この映画で財前教授を演じるにあたり、田宮は付け髭をしていたが、それはまだ32歳に過ぎなかった自分の貫禄の無さを埋めるための演出だったかもしれない)。この映画での悔いが、後のドラマ『白い巨塔』での過剰なまでの演技につながる。
    • 映画『華麗なる一族』の山本監督に対する怒りと憎悪。この映画では田宮は脇役・美馬中を演じるが、自分には主役こそがふさわしいと怒りをこめて関係者に語っていたとのこと。
    • 映画『不信の時』のポスターに掲載された名前の序列をめぐる大映社長との対立。田宮は自分の名前がトップに出ることにこだわりをもっていたが、この意地が田宮の映画界からの追放につながる。
    • ドラマ『白い巨塔』でガンに侵された財前教授を演じるため、3日分の食事を抜き、やつれ果ててから撮影に入った
  • 事業・名誉に対するこだわり・奇行
    • 両親を早くに失い、実業家の祖父に育てられたことから、事業に対し並々ならぬ興味を抱いていた。
    • 怪しげな投資話に乗ることが多く、知己のプロデューサーに「100億円の融資を受けることになった」などと語っていた
    • ドラマ『白い巨塔』撮影中にトンガに旅行。スタッフに「国賓として国王に会いに行く」と語る。スタッフが連絡先を教えてくれるよう、頼んだところ、「国賓・田宮二郎でわかる」とのみ答える。
  • 頭髪に関する悩み
    • 海外で植毛手術を受けた。しかし、その後遺症で頭痛に悩まされることに。トレードマークの眉間の皺は頭痛によるものだった。

頭髪に関する悩みは脇に追いやっとくとして、残りは極端さが目立つ話ばかりである。とくにドラマ『白い巨塔』の最終話放送を前に田宮が猟銃自殺(『華麗なる一族』:万俵鉄平のつもりか?)したこともあって、田宮の演技は強烈に人々の印象に残ることとなった。

しかし、その強烈な印象を残した演技が果たして優れた演技、あるいは迫真の演技だったかというと小生はそうは思わない。以前、唐沢寿明主演の『白い巨塔』を観、そのあとで田宮二郎主演の同作品を見たが、小生は田宮の演技からは「やり過ぎ」な感じを受けた。台詞も気取り過ぎな印象。時代が違うということも影響するのだろうが、唐沢の演技の方が感情移入しやすかった。

過剰な演技で思い出したのが、映画『ゴルゴ13 九竜の首』。原作に入れ込み、ゴルゴ13に同化するべく過剰なメイクをした千葉真一が、かえって原作のイメージから乖離してしまったという話。田宮二郎はドラマ『白い巨塔』において「田宮二郎」を演じてしまったのではなかろうかという気がする。

|

« Google Street Viewの撮影車が追い出された件 | トップページ | 【生産財マーケティング】化学産業における新製品の成功に関して »

映画・テレビ・芸能・アイドル」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/44485/44607589

この記事へのトラックバック一覧です: 「スパモニ」で知った田宮二郎の生き様:

« Google Street Viewの撮影車が追い出された件 | トップページ | 【生産財マーケティング】化学産業における新製品の成功に関して »