フリーソフトでPDFに注釈
環境保護のため、ペーパーレスが叫ばれるこの世の中、読者諸氏の職場ではPDF化された書類の利用が増えていることと思う。
しかし、現実にはPDFファイルを印刷してしまってペーパーレス化にはなっていないことが多いのではないかと思われる。
何故そうなるかというと、PDFファイルのままだとAdobe Readerなどで読むことができても、アンダーラインを引いたり、メモを書き込んだりということができないからだろう。
小生などは書類に書き込みをしないと頭に入らないタイプなので、PDFファイルを印刷してしまうことがたびたびある。そして、一度読んだ文書はゴミ箱行きなのである。もったいない。マータイ博士に怒られそうである。
フリーのAdobe Readerでは書き込みができなくても、有償のAdobe Acrobatを持っていれば、PDFへの注釈が可能である。だが、Acrobatはそれなりに値が張る。この金融危機後の世界、個人にとってはAcrobatの購入は結構痛い。
なんとかならんかと思っていたら、こういうソフトがあったので紹介する:
PDF-XCHANGE VIEWER, Tracker Software Products Ltd.
ためしに使ってみたら、ちゃんとマーカーで色をつけたり、アンダーラインを引いたりすることができた。画面は自分の論文にマーカーで色を付けてみたところ:
複数の文書を同時に開いておいてタブで切替表示できるし、アンダーラインや注釈を保存することもできる。非常に便利だ。とりあえず、個人的に使っているパソコンにはインストールしておいた。これで(書き込みのために)膨大な印刷物を持ち歩く面倒くささが減りそうである。
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