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2009.04.02

中国からラオスへの贈り物(いやげもの):Lao National Culture Hall

ラオス首都に巨大中華街 中国、「援助攻勢」の見返りに」(朝日新聞、2009年4月1日)というイヤーな記事が出ているので思い出したのだが、ヴィエンチャンには他にも中国からのイヤーな贈り物がある。

"Lao National Culture Hall"がそれである。こんな建物:
Culture01

これが正面:
Culture02

"Lonely Planet LAOS"でこのホールについて調べるとこんなふうに書いてある:

The outsized and ugly hall was built by the Chinese government in the late 1990s as a 'gift to the people of Laos'.
「無駄に大きく、醜い」と酷評されてやんの。ラオスにはそもそもこんな建築様式の建物は無い。現地の文化無視も甚だしい。

たまにイベントに利用されているようだが、小生のヴィエンチャン滞在中(2週間)は2回ぐらいしか使われていなかった。現地では「通り抜けできず邪魔」との声も。

そういえば、滞在していたラオプラザホテルからインド料理屋「タージマハール・レストラン」に行こうとしたとき、このホールのせいで回り道をしなくてはいけなかった。やはり邪魔だな。

ラオスは大国に囲まれた小国なので、国家が独立を維持できるかどうかが政府や国民にとって最大の関心事である。

ラオスがどこか一カ国を頼りにするとその国に吸収されてしまう恐れがある。そこで、さまざまな国から援助を受けることでステークホルダーを増やし、どこの国の属国にもならないようにするのが肝心である。現在はおそらく日本が最大の援助国で、あとはオーストラリア、中国、ベトナム、タイが援助や投資を行っている。

最近は中国の台頭でそのバランスが崩れ始めているようである。上述の朝日新聞の記事によると、中国の援助による競技場建設の見返りに、ラオス政府が中国商人らに滞在許可を出す予定だとか。のどかなヴィエンチャンが中華街の登場で荒れるのは嫌だなぁ。

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