Edyが通貨危機だと!? Part2
昨年6月にも「Edyが通貨危機だと!?」と電子マネーEdyの未来を心配する(あまり心配していない)記事を書いたが、通貨危機は未だに続いているようである:
「電子マネーのエディ、9期連続赤字でいよいよ正念場」(東洋経済、2009年3月30日)
同記事によると、
業界のパイオニア的存在でもある「Edy(エディ)」が苦境にあえいでいる。エディを展開するビットワレットは、2009年3月期に50億円近くの最終赤字を計上する見通し。
とのこと。対策として通算6回目の増資(50億円)を行うという。
小生、この間、期限切れが迫るマイレージをEdyに変換したところだというのに、困ったもんだ。
それはそうと、電子マネーに関する統計データってあまり公開されていないように思う。日銀が統計を始め、結果を公表するようになったのは去年のことである:
「決済システム等に関する調査論文 最近の電子マネーの動向について」(日本銀行決済機構局、2008年8月、PDF435KB)
この調査論文によると2008年6月時点で、
- 電子マネー発行枚数:携帯電話分も含めて8761万枚
- 決済件数は8700万件
- 1件当り決済金額は753円
ということになっている。
ただし、これは電子マネー全体の動きを示すもので、個別の電子マネーの状況はわからない。小生のようにEdyを憂う者としては不満足である。Edyのホームページに行っても、
2009年3月時点では、Edy機能搭載のカード・携帯電話等の累計発行数は約4,670万枚(携帯電話分も含む)、利用可能箇所は全国122,000ヶ所を超えています。
ということしか書いてなくて良くわからんかったし。
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