« 中国からラオスへの贈り物(いやげもの):Lao National Culture Hall | トップページ | デフォルト・ポリシーの重要性: Importance of default policies for products and services »

2009.04.02

Edyが通貨危機だと!? Part2

昨年6月にも「Edyが通貨危機だと!?」と電子マネーEdyの未来を心配する(あまり心配していない)記事を書いたが、通貨危機は未だに続いているようである:
電子マネーのエディ、9期連続赤字でいよいよ正念場」(東洋経済、2009年3月30日)
同記事によると、

業界のパイオニア的存在でもある「Edy(エディ)」が苦境にあえいでいる。

エディを展開するビットワレットは、2009年3月期に50億円近くの最終赤字を計上する見通し。


とのこと。対策として通算6回目の増資(50億円)を行うという。

小生、この間、期限切れが迫るマイレージをEdyに変換したところだというのに、困ったもんだ。

それはそうと、電子マネーに関する統計データってあまり公開されていないように思う。日銀が統計を始め、結果を公表するようになったのは去年のことである:
決済システム等に関する調査論文 最近の電子マネーの動向について」(日本銀行決済機構局、2008年8月、PDF435KB)

この調査論文によると2008年6月時点で、


  • 電子マネー発行枚数:携帯電話分も含めて8761万枚
  • 決済件数は8700万件
  • 1件当り決済金額は753円

ということになっている。

ただし、これは電子マネー全体の動きを示すもので、個別の電子マネーの状況はわからない。小生のようにEdyを憂う者としては不満足である。Edyのホームページに行っても、

2009年3月時点では、Edy機能搭載のカード・携帯電話等の累計発行数は約4,670万枚(携帯電話分も含む)、利用可能箇所は全国122,000ヶ所を超えています。

ということしか書いてなくて良くわからんかったし。

|

« 中国からラオスへの贈り物(いやげもの):Lao National Culture Hall | トップページ | デフォルト・ポリシーの重要性: Importance of default policies for products and services »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Edyが通貨危機だと!? Part2:

« 中国からラオスへの贈り物(いやげもの):Lao National Culture Hall | トップページ | デフォルト・ポリシーの重要性: Importance of default policies for products and services »