【タイ周辺国への渡航】ハブ空港変更について
とうとう起きたか、という感じである:「バンコクの空港で爆弾爆発、1人死亡・22人負傷」(2008年12月2日、ロイター)。
これはドンムアン空港(国内線)での事件とのこと。でも、激化すると、海外旅行客、ビジネスマンが最も利用するスワンナプーム空港(国際線)でも発生するかも。そうなると当分、バンコクの2空港のハブ空港としての機能が期待できなくなる。小生はタイには用事がないが、周辺国に用事があるのでハブ空港問題は重要。
タイでは現在のところ24万人あまりの旅行者が足止め中ということである。バンコクから150キロも離れた東部のウタパオ海軍基地から振り替え便が出ているということだが、一日50便がやっと、ということ。テレビを見ていたら(多分「報道ステーション」)、バンコクからバスでノンカイまで移動し、そこからラオスのビエンチャンに入り、ビエンチャンからハノイ経由で日本への帰国を目指している人もいた。ホント、大変。
東南アジア旅行(バックパッカー向け)に関する情報を集めた"Travelfish.org"というサイトがあるのだが、ここでも一連のタイの事件が取り上げられている。
で、小生にとって大事なのはハブ空港たるスワンナプーム空港が当分使い物にならなくなった場合の代替案である。
Travelfish.orgが提案しているのは、ハブ空港をクアラルンプールかシンガポールに変えたらどうかということである。クアラルンプールにはAirAsia、シンガポールにはJetstarとTiger Airwaysがあって、カンボジアのプノンペン、シェムリアップ、ラオスのビエンチャン、その他、タイのプーケット、ハチャイに安く飛べますよ、と薦めてくれている。
しかし、小生、バックパッカーではないし、スターアライアンスのマイラーなので、できればタイ航空の方がいいんだけど、なんとかいい航空会社は無いもんかねぇと思案中。スターアライアンスのサイトで旅程を入力して検索してみたけど、結局スワンナプーム空港経由しかなかった有様である。
タイでは12月5日が国王の誕生日である。この日までには一連の事件が収まるのでは、という話が広がっている。しかし、ソムチャイ首相の失職を予定している憲法裁判所がソムチャイ支持派(ようするにタクシン派)に囲まれたりしていて、両派一進一退の状況。小生の渡航にも暗雲が立ち込めている。シンガポール航空でシンガポールに行ってから変な航空会社でタイ周辺国に行こうか?
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