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2008.12.14

2000年以上前の人の脳を発見

久々にScience Dailyのホームページを見たら、こんな記事が:
"Iron Age 'Sacrifice' Is Britain's Oldest Surviving Brain (鉄器時代の「生贄」からイギリスに現存する最古の脳が見つかった)"(2008年12月13日、Science Daily)

ヨーク大学のキャンパス拡張工事中に見つかったのだそうだ。

レイチェル・キュービットが頭蓋骨の泥を落しているとき、頭蓋骨の中で何かが動くのを感じた。中を覗き込むと、見たことの無い黄色の物質があった。

レイチェルは語る:「私は以前、古代人の脳が稀に残存するという内容の講義を受けたことを思い出しました。私たち調査チームは頭蓋骨に特別な処置を施しました。そして、専門家による医学的な見地からの意見求めました」

発見者はびっくりしただろうと思う。

日本では2001年4月に鳥取県の青谷上寺地(あおやかみじち)遺跡の弥生人の人骨3体から脳が見つかったことがある。

海外では5300年程度前に死亡したと見られるアイスマンのミイラに脳が残存している。最古のものとしては、アメリカのフロリダ州の泥炭地から出土した7000年前のミイラに残存している脳がある。

エジプトのミイラは、処理過程で脳を取り出してしまっているので、残念ながら脳が残っておりません。

それにしても柔らかく失われやすい組織が残っているというのは驚異である。

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