癒し系ロボット・パロ,海外デビューの件
「日本生まれの癒やしロボ「パロ」、デンマークで活躍へ」(読売新聞,2008年11月21日)
タテゴトアザラシの赤ちゃんをモデルにしたロボット,パロがデンマークの高齢者福祉施設に導入されることになったそうである.
パロは羽田空港出発ロビーにも置いてある(あった?)のでご存知の方も多いのではないかと思う.みんながなでるため,手垢で真っ黒になっていることもあった.下の写真は羽田空港においてあったパロである.口にくわえているのは実は充電器.
パロは体をなでたりすると喜んで声を出したりする.嫌がらせをすると機嫌を損ねるらしい.羽田では嫌がらせをしている人を見たことが無いが.
パロを使っての治療をロボット・セラピーというらしい.いわゆるアニマル・セラピーと同系統のものである.アニマル・セラピーは動物にストレスが加わる可能性があるが,ロボットなら安心.
ちなみにパロを介護老人保健施設や特別養護老人ホームで使用したところ,老人たちの徘徊や奇声が無くなったとの話もある.その話はドキュメンタリーにもなった.
パロを扱っている株式会社知能システムのちらし(いつのか忘れた)によると,パロ一式で35万円である.現在はいくらか知らないが:
もうちょっと安ければ欲しい気がする.
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