帰国:エアフォースミュージアムに行った
23日に帰国したものの、荷物(スーツケース)が到着しとらんわ、山口宇部空港で小型飛行機のオーバーランによる滑走路閉鎖が起こるわ、散々な帰路だった。というドタバタのせいで更新は遅れて今になった次第。
さて、シンシナティ滞在時の話。
9月20日(土)は出張先の企業の案内で、オハイオ州デイトンのエアフォース・ミュージアムに行った。正式名称はNational Museum of the USAF。ほとんど見るものがないといわれるシンシナティの近所で唯一の観光名所である。広大な敷地に何百機もの飛行機が展示されているのである。
米空軍創設期から現在に至るまでの様々な飛行機が展示されているが、第二次世界大戦中のものが充実している。例えば、B-24とか、
下の写真は広島に落とされた原爆「リトルボーイ」と長崎に落とされた原爆「ファットマン」のレプリカである。アメリカにとっては原爆は戦争を終わらせた偉大な兵器なのである。中国人観光客がにぎやかに写真を撮っていた。
ドイツのメッサーシュミットME262Aもあったが、米軍の大型爆撃機の迫力には負ける:
現在の戦闘機も展示されていた。特にひきつけられたのはF-22ラプター:
F-22は米国の誇る、最新鋭、最強の戦闘機である。戦闘機界のロールスロイス、一機150億円のF-15を5機相手にできるという話。屋外にももう一機展示されていた:
案内してくれた米国人によれば、屋外に展示されていたのはF-22開発時のテスト機だという。整備すれば今でも飛ぶとか言う話。
米空軍は、このような大規模な展示を行うことで、見学者たちに世界の正義を守る軍隊であることをアピールし、とくに米国市民に対しては米国人としての誇りを植え付けているのであろうと思った。
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コメント
B-24機の柵の中にいる人影(立っている人と中腰っぽい人)は人形ですよね?
ですよね??
投稿: おじゃまします | 2008.09.26 12:59
そうです。柵の中の人は人形です。
逆に言えば、白人ってロウ人形とかマネキンっぽいですよね。
そんなこと思うのは小生だけ?
投稿: fukunan | 2008.09.27 00:28
人形で安心しました。(゚ー゚)
そうですね、白人って人形っぽいですよね。
顔形のみならず、肌のツヤ感が似てると言うか、なんとなく血があんまり通っておらず(そんなはずは絶対ないですが)、ヒヤッとした感じが。
等身大の人形があると、飛行機の大きさがわかりやすくていいですね。
いつも思うのですが、第二次世界大戦中の米戦闘機の側面のイラストって、茶目っ気があって心の余裕を感じます。
それだけで日本が何故敗戦したのかわかるような気がします。←ちょっと生意気ですね。
ドタバタの末の帰路、お疲れ様でした。
投稿: おじゃまします | 2008.09.27 19:41
戦争中もディズニー映画が作られ、野球が行われていた国ですからね。
9・11のテロ事件に比べると、第二次世界大戦なんてアメリカにとってはたいしたインパクトのある事件ではなかったのではないかと思います。
投稿: fukunan | 2008.09.29 14:29