グルジア・ロシア戦争:ウクライナの意思
ウクライナはグルジア、アゼルバイジャン、モルドバとともに、GUAM(G:グルジア、U:ウクライナ、A:アゼルバイジャン、M:モルドバ)という対ロシア同盟を組んでいる。
今回のグルジア・ロシア間の戦争に関して、おそらくグルジア寄りの立場をとるだろうと思っていたが、やはりそのような声明が出た(インターファックス通信、2008年8月9日、原文ロシア語):
Киев готов помочь Тбилиси
内容を意訳すると以下の通り:
キエフはトビリシを助ける用意がある
ウクライナの外務次官コンスタンチン・エリセーエフは、ウクライナ政府はグルジアを助ける用意がある、と述べた。「このような状況において、ウクライナ人は無関心ではいられない。ウクライナ政府はあらゆる人道的・政治的な支援を行う用意がある」
ただし、現状ではグルジアへの軍事援助は考えておらず、「状況を見守っている」とエリセーエフ次官は付け加えた。
まあ常識的に考えて、わざわざ戦争をエスカレートさせるようなことはしないだろう。しかしながら、数年前のロシア・ウクライナガス紛争のことを思えば、ウクライナはロシアに対する警戒をより強めているかもしれない。
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