党代表選というもの
民主党では小沢氏の無投票三選が決まった。
これで継続が決まった小沢主導体制に嫌気が差したのか、民主党の一部参議院議員が離党をしたり、そうかと思ったら一人戻ってきたりという面白いドタバタ劇がおこっている。それはまあ、ここではひとまず置いておく。
民主党代表選の「無投票」という状況に対しては自民党やマスコミから批判があるわけだが、その一方で民主党とほぼ同時期に「無投票」で代表の続投が決定する見込みである公明党に対しては批判は無い。なんという非対称性。
この「非対称性(与党と野党の扱いの違い)」に対して、植草一秀先生はマスコミ(マスゴミ)によるイメージ操作であると批判している:「民主・公明代表選の「マスゴミ」報道」(植草一秀の『知られざる真実』、2008年8月29日)
文章が長く、また、地の文と引用文が区別しにくくて読みにくい記事であるが、面白い指摘であると思う。
まあ、実際にそのようなイメージ操作がなされているとしても、民主党は「無投票批判するなら公明党にも言ったらどうだ」(by 鳩山由紀夫幹事長)などと、同じ土俵で戦うような発言をせず、淡々と次の選挙に向けて有権者をひきつけるような政策立案と有効なPR活動(ドブ板といわれようがマスコミに左右されない支持層の強化は重要)に専念するべきではなかろうか?
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