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2008.07.31

陽気のラーメン

以前、広島の「陽気」というラーメン屋を紹介したが、

陽気のラーメン

そこのラーメンを模したインスタントラーメンが登場した。細麺のとんこつ醤油味。

陽気のラーメン

セブンイレブンのご当地ラーメン企画であるらしい。300円近くするのでインスタントラーメンとしては高額である。

味?まあインスタントですから、フツー。

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2008.07.26

Jeff Koonsの"puppy"購入

広島の画廊、リベラルアート様のおすすめにより、Jeff Koonsの"puppy"というオブジェを購入した。まだ飾るところは決まっていないが、こんなやつ。

Puppy


生垣の模型みたいだが、まあ可愛い感じのオブジェである。触っているとどんどん表面がはげるので、気をつけなくてはならない。

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珍答集

JGeek Logで紹介されていた「珍答集」:Collection of Funniest & Hilarious Exam Answers

気に入った回答は次の通り:

三角形のいっぺんの長さxを求める問題で、"Find x"(xの値を求めよ)と指示されていたのに対して、回答者は意図的かどうかわからないが、「xを探せ」と解釈し、見事にxを探しあてている。

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2008.07.23

一周遅れのiPod nano

昨日、ベスト電器でiPod nano (Silver, 8GB)を衝動買い。

世の中、iPhoneで盛り上がっている中、明らかに一周遅れの小生である。

1000曲は軽く入る容量がある。昔買って何回か聞き、今死蔵しているCDからデータを取り込んで聞いている。資源の再利用である。今更ながらこれは便利だと思った。

iPod nanoに取り込んだ楽曲にはBasement Jaxxもあれば、Def Techもあるし、クセナキスの現代音楽もあれば、朝比奈隆指揮のベートーベンもある。我ながら統一性の無さには感心する。

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2008.07.17

追悼:カッタ君死亡

小生にとっては、宇部の中学生によるバスジャック事件よりもこっちの方が大事件である。宇部市常盤公園のシンボルともいえるモモイロペリカンのカッタ君が死んだとのこと:「<ペリカン>「カッタ君」死ぬ…山口・宇部のアイドル」(2008年7月17日 毎日jp)

15日まで元気な姿を見せていたが、16日午後2時半ごろ、倒れているのを通り掛かりの人が見つけた。足や羽に内出血があったが死因は不明。
内出血って、誰かが殴ったりしたんじゃないだろうか?だとしたらいやな世の中だなあ。

宇部市も報道発表している:常盤公園の人気者 ペリカンのカッタ君が死亡

5月に見た時はペリカンたちは平和に暮らしていたのだが:現在のカッタ君

カッタ君をしのんで、在りし日の姿を再掲する:

現在のカッタ君

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2008.07.16

「情報商材」が事件になりました

以前、「リセールライトビジネスは新型ねずみ講なのか?」とか「リセールライトビジネスは経済の本質?」で取り上げた、情報商材。

時を置かずして事件になりました!:「成功報酬型のネット広告、「詐欺まがい」と苦情も急増」(2008年7月5日 読売新聞)

ローン返済に苦しむ女性(43)が、1万円で情報商材を購入。しかし、その中身は…「広告メールをクリックしてポイントを集め換金する」という内容。ここでやめておけばよいのに、1か月間毎日大量にクリックして、80円だけゲットしたということ。

記事では、「情報商材」について、次のように書かれている。

多くの販売者が購入者に「あなたのブログに広告を張り付けて。売れたら報酬を払います」と持ちかけているのが特徴で、損をした人が元を取り戻そうと誇大広告をばらまき、別の人がまた損をするという構図になっている。「負の連鎖」の広がりに、「まるでネットのネズミ講」との声も出ている。

「まるで」じゃなくて、小生が疑ったように、新型ネズミ講ですよ。

最近見た、「情報商材」を扱っているブログ:「ろばと清作」。ちなみにこれ書いている人はホリエモンや村上ファンドの信奉者で、ライブドアの株主です。

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2008.07.15

「別れるなら死んでやる」->轢かれて死亡

轢いた人がかわいそうな事件である:
「死んでやる」別れ話に逆上、道路に寝転がって車にひかれ本当に死亡(スポーツ報知、7月15日)

別れ話に逆上した無職男性(20)が真夜中の車道に寝転がり、乗用車に轢かれて脳挫傷で死亡したとのこと。

記事では今を去ること18年前のドラマ「101回目のプロポーズ」の名(珍)シーン=「僕は死にまシェ~ン」に触れているが、本事件では当人死亡のため、どういう意図があったのか謎のままである。

小生、幼いときに路上に転がっている人(バイクでこけたものと思われる)が、乗用車に跳ねられるところを見たことがある。跳ねられた人はエアホッケーのパックのように路上を滑っていった。

夜間運転していて思うのは、路上に転がっている物ってわかりにくいということ。迷惑な事件である。

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2008.07.10

排出権取引:日本から欧州に金が流出?

洞爺湖サミット終了。結局地球温暖化対策が主要議題のサミットだった。

2050年までに世界全体で50%削減…無茶な目標だと思う。だいたい、どういう道筋で実現しようとするのか? まあ、その辺はマスコミが批判しているからここでは取り上げない。

京都議定書によれば、日本は第一約束期間(2008年~2012年)中に年間のCO2総排出量を1990年の値から6パーセント削減しなくてはならない。

で、日本のCO2排出量が1990年以来どうなっているのかというとこんなありさま。

 1990年 11億4400万トン

 2000年 12億5700万トン
 2001年 12億4100万トン
 2002年 12億7900万トン
 2003年 12億8600万トン
 2004年 12億8400万トン
 2005年 12億9100万トン
 2006年 12億7400万トン

(出典:温室効果ガスインベントリオフィス

2002年以降は数値が安定しているものの、2006年は1990年から11%も伸びている。ということは「チームマイナス6%」ではなく、「チームマイナス17%」でなくてはならない。1億9900万トン≒2億トン削減という非常にハードルの高い目標となる。

産業部門は第1次オイルショック以降省エネに努めており、おそらく現在以上のCO2削減は難しい。

あと、減らしうる分野としては民生部門と運輸部門があるが、産業部門に比べてエネルギー管理が難しい部門であり、ここで17%分の削減ができるかどうかは怪しい。暑いときはクーラーを使いたい。夜中でもコンビニには開いていてもらいたい。買い物には車で行きたい。重いものは宅配便でお願いしたい。

すると、あとは京都メカニズムの活用、つまり排出権取引、先進国間の共同実施(JI)、先進国が発展途上国で行うクリーン開発メカニズム(CDM)の3つの活用しかない。

小生の予測では、日本の産業界は結局、排出権取引で2億トンを片付けるのではなかろうかと思う。

排出権取引プラットフォームによれば、排出権の価格(2008/7/7 日経・JBIC排出量取引参考気配)はCO2、1トンあたり3668円というところである。2億トンで7336億円か…。産業界全体の規模からすれば買っちゃうだろうな。そして、一般の商品に価格転嫁されるのだろう。

で、どこで排出権を買うのかというと、すでに排出量取引市場というのが動き始めているので、ここで購入することになる。NIKKEI NET(2008年3月12日)によれば、2008年は42億トン、10兆円の取引が行われる見込みである。取引額の7割はEUの排出量取引システム(ETS)で行われているということだから、日本が欧州で排出権を購入するという図式になるだろう。日本から欧州に金が流出する…。なんか、EUに嵌められているような感じがする。

温暖化問題は倫理ではなくて政治経済の話なのだと再認識。

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2008.07.08

売った本:本宮ひろ志『夢幻の如く』

BOOK・OFFに売却した漫画の一つが本宮ひろ志『夢幻の如く』である。

夢幻の如く 1 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫―コミック版 (も8-69))夢幻の如く 1 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫―コミック版 (も8-69))
本宮 ひろ志

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どんどん話のスケールが大きくなりすぎるという、
本宮ひろ志らしい作品である。
あらすじは以下の通り:

本能寺の変(1582年)で、信長が死んでいなかった、というところから話が始まる。 秀吉を裏で操り、家康と和睦させ、とりあえず天下統一。

そのあと、大軍を率いて大陸遠征に出ようと九州に軍勢を集めていたところ、家康に裏切られ、秀吉や柴田勝家とともに日本を脱出。途中で嵐に遭い、朝鮮半島を経て満州にたどり着く。

満州では若き女真族の王、ヌルハチ(1559~1626年)に出会い、これを従えて、満州族を統一。ヌルハチからは「親父」と呼ばれ絶大なる信頼を得る。満州をヌルハチに任せた後、信長はモンゴルに行き、モンゴル人を味方につける。

そのころ、日本では信長と「くノ一(くのいち:女忍者)」の間にできた子供、夢暴丸が育っていた。日本を統一した家康は、夢暴丸を捕まえようとするが失敗。夢暴丸は父、信長を追って大陸に逃げる。母親は家康の下に囚われの身となった。

当時、すでに死んでいるはずのイワン雷帝(1530~1584年)が何故か蘇り、チンギス・ハーンの財宝を奪うべくモンゴルに攻め込んできた。信長はモンゴル人たちとともに戦ってこれを撃破。イワン雷帝の部下を配下に加える。ここで、信長はモンゴル人たちの信頼を得、「大ハーン」に即位する。

大ハーン信長は、今度はヌルハチとともに明を攻撃。北京を陥落させ、ヌルハチを皇帝位に就ける。中国全土を支配下に置いた後、信長は南へ西へと勢力拡大を図る。また、夢暴丸、ヌルハチの息子ホンタイジ、秀吉らに大軍を率いさせ、日本遠征を任せる。

家康はあらかじめ信長の逆襲があることを予想して、迎撃体制を整えていたものの、いきなり江戸を襲撃され、信長軍に降伏。ここで夢暴丸と囚われの身だった母の涙の対面。日本占領後、秀吉が日本を治めることになり、家康は夢暴丸のお供を命ぜられる。夢暴丸は海路でインドに向かう。

インドに着くとすでにインドは大ハーン信長の支配下にあった。ということはムガル帝国(1526~1858年)は滅ぼされたわけである。インドでは福島正則の歓迎を受ける。夢暴丸は父を追ってさらに西へ。

大ハーン信長はサファヴィー朝(1501~1736年)の領土の手前まで来て、進軍を停止。オスマン帝国やヨーロッパ各国からの使者を出迎えたりして時間をつぶしていた。イギリスのエリザベス1世(1533~1603年)やスペインのフェリペ2世(1527~1598年)は「なにをイエローモンキーが偉そうに」と対決姿勢。一方、オスマントルコ帝国は信長を懐柔しようと企む。しかし、信長は一人でらくだに乗ってウロチョロしていたところ、サファビー朝の兵士に殺されてしまった(実は殺されていなかった)。

信長の衣鉢を継いだ夢暴丸は大軍(500万人?)を率いてサファヴィー朝へ侵攻、あっという間に首都イスファハンを陥落させる。サファヴィー朝の次は、オスマントルコ帝国。

オスマントルコはヨーロッパ各国と和議を結び、イスタンブールの手前、ポスポラス海峡にイギリス・スペイン連合艦隊を送り、夢暴丸軍を倒そうと計画する。また、地中海に夢暴丸の海軍が入ってこれないように、ジブラルタル海峡を閉鎖。

しかし、ヨーロッパ各国の予想を裏切り、夢暴丸の海軍はスエズ地峡を超えて(人力で船を運んだのである)地中海に侵入、イギリス・スペイン連合艦隊は敗北し、1600年、ついに夢暴丸は世界を統一したのであった。

やがて、夢暴丸のもとに、「新大陸に信長生存」の情報が伝わる。夢暴丸は海を渡って新大陸に上陸し、インディアンの酋長になっている信長に対面。信長は夢暴丸に「新大陸に殖民してはいかん」と諭し、また自分の人生は夢か幻のようだったと感慨深げに語って物語終了。


うろ覚えなので、間違っている部分があるかもしれないが、そこはご寛恕いただきたい。

ここまでスケールのでかいほら話はあまりないと思う。面白かったけど、愛蔵するほどのことはないと思ったので、売却した次第である。

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BOOK・OFFに売却

本棚が埋まってきた。というか本があふれ出している。

どげんかせんといかんと思い、文庫本だの、漫画だの、新書だの、単行本だの、とりあえず惜しくない32冊をセレクトしてダンボールに詰め、BOOK・OFFに行ってきた。

まあ500円ぐらいになれば万々歳だと思っていたところ、計1720円になった。概算で一冊50円というところか。内訳の一部を示す:

コミックス 4冊 120円
文庫   6冊 130円
単行本  8冊 770円

買ったときはもちろん10倍ぐらい金がかかっているわけだが、資源ごみになるよりは遥かにましである。

一般の古本屋というのは看板に買取を掲げていても、実際には買取をしないところが多い。
ガンガン買い取ってガンガン売りさばくBOOK・OFFは貴重な存在。BOOK・OFF様様である。

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2008.07.04

教室は42℃、弁当は腐敗

県立沖縄工業高校の仮校舎での話: 「沖縄工教室内40度 体調不良が続出」(7月4日、琉球新報)

同校では、校舎改築のため5月からプレハブの仮校舎で授業が行われているが、この夏、教室は常時35℃以上、最高42℃にも達する炎熱地獄状態になっているとのこと。

当然のことながら、生徒や学校からは冷房設置の要望がでている。しかし、県教育委員会には予算がなく、屋上にスプリンクラーを設置したり、扇風機を回したり、遮光ネットを張ったりという程度の対応しかできていないという。

体温より高い室温なんて、人間死んじゃうよ。改築工事前にこういう事態はわかりそうなもんだ。

普通の工事現場のプレハブ事務所だってエアコン設置しているぐらいなんだから、はじめからつけておくべきだろう。

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2008.07.03

鹿と少年

4月に買って以来、ダラダラと読んでいたこの小説、ようやく上巻を読了した。

鹿と少年(上) (光文社古典新訳文庫 Aロ 3-1)鹿と少年(上) (光文社古典新訳文庫 Aロ 3-1)
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通常は『仔鹿物語』として知られている作品で名前だけは小生も聞いたことがある。童話だろうと思って見向きもしなかったのだが、今回光文社古典新訳文庫に入ったので初めて読むことにした。光文社のことだから、何か意図があるに違いないと思って。

仔鹿と少年の交友を描くほほえましい物語かと思っていたら、案の定裏切られた。仔鹿が登場するのは上巻の後半14章であり、仔鹿と少年の交友の話は当分おあずけである。

この作品の主人公はバクスター家の一人息子ジョディ。矮樹林(スクラブ)に囲まれた開墾地で小柄な父親ペニー(ペニーは愛称。本名はエズラ。何でペニーかと言うと小柄なので、1ペニー硬貨に例えられたため)と大柄な母親オリー(本名オーラ)と暮らしている。

上巻では主人公ジョディよりも父親ペニーが圧倒的な存在感を示している。上巻はペニーの物語といったほうがいいかもしれない。

上巻ではフロリダ半島の開墾地の自然の厳しさを知り、そこで家族を守りながら生活を続けるペニーの偉大さをじっくりと感じることが中心となる。

開墾地の自然がどう厳しいかというと、まず、開墾地を囲む矮樹林(スクラブ)にはガラガラヘビだの、パンサーだの、クマだの、危険な動物がいっぱいすんでいることが挙げられる。クマは時々バクスター家の開墾地まで侵入し、バクスター家の豚を殺してしまったりする。バクスター家の開墾地には水は出ず、遠くにある陥落孔(シンクホール)まで水を汲みに行かなくてはならない。バクスター家はトウモロコシ、ササゲ、エンドウ、サツマイモなどの畑を持っているが、そこで得られる食料は一家三人が生きていくので精一杯である。離れたところに住むフォレスター家のバックがジョディにこう語る:「おまえん家、かつかつなんだな」(318ページ)

ペニーの偉大さだが、次の通り。ペニーは余分にもらったつり銭を返すために数マイルを往復するほどの正直者として通っており、知り合いは抜群の信頼を寄せている。しかし単なる馬鹿正直者ではなく、嘘をつかずに駄犬と最新式の銃との交換を成功させる知恵を備えている。また知り合いが1対3の喧嘩をしているときには、1人で戦っている方に助太刀する正義感と勇気を持っている。

こんなに偉大だと厳格な父親のような気がするが、遊んでいられるのも少年のうちだ、と考えて自由奔放にさせ、口うるさい母親からジョディを守っている。そんな父親をジョディは常に尊敬のまなざしで見ている。

上巻の最大の事件は、ジョディの目の前でペニーがガラガラヘビに噛まれる事件である。腕を噛まれながらもペニーはガラガラヘビを殺し、近くにいた雌鹿を殺して肝臓を取り出し、傷口に当てて毒を吸い出す作業を行う。そして、ジョディに救援を呼びに行かせる。危機的状況でもパニックに陥らず、冷静に対処するあたり、ペニーがただ者ではないことを示している。

なお、この事件で殺された雌鹿の子供がジョディが飼うことになる仔鹿「フラッグ」である。

さて、下巻ではどんな展開になるだろうか?

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