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2008.05.13

四川省大地震:あの建築工法では・・・

ご存知のとおり、昨日、四川省でマグニチュード7.8クラスの大地震が発生した。

小生は2005年に四川省成都市や重慶市に出張したことがある。心配なので、そのときの関係者(もちろん中国人)たちに安否を問うメールを送ってみた。以下は今日現在のその反応:

(1)重慶市大学教員
返信あり。無事。
昨日はずっと震動があり、通信も途絶して恐ろしかった。
四川省や周辺地域で死亡者数が2、3万人を超えているという情報が流れている。
従兄弟が四川省にいて連絡がとれない。

(2)成都市大学事務職員
現在、返信なし。

うーん成都市はヤバイかな?無事だとしてもネットとか途絶してるかも。それに災害救助活動などで忙しいのかも。

前々から思っていたのだが、中国の建築物は地震があれば、ひとたまりもなさそうなものばかりだった。

よく見るのがレンガを積んで、外側にコンクリートを塗っただけの建物。建つのは早いかもしれないが、揺れたらガラガラと崩れること間違いなし。今回倒壊したのはそういう工法の建物だろうと思う。実を言うと、中国が世界に誇る上海の浦東(プードン)国際空港の柱もそんな工法で作られていた。何で知っているかというと、改築工事現場でレンガを積んでいるのを見たのである。

正確な情報ではないのだが、鉄筋コンクリートならぬ「竹筋」コンクリート造という建物があるとも。空前の高度成長の中で安全性を放置してきた結果がこのような災害につながったことは間違いないと思う。

今回の地震では様々な報道があるが、生き埋めになった人々とかかなりショッキングな写真も掲載されているのが、デイリーメールというイギリスのメディア。子供の被害が大きいというのがなんとも言い様がない。

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