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2008.05.01

ライフ・ハック技術

図書館で借りたライフ・ハック技術の本を紹介する:
Ron Hale-Evans『Mind パフォーマンス Hacks ―脳と心のユーザーマニュアル―』

著者はテクニカルライターであり、ゲームデザイナーでもある。

Mind パフォーマンス Hacks ―脳と心のユーザーマニュアル―Mind パフォーマンス Hacks ―脳と心のユーザーマニュアル―
Ron Hale-Evans 夏目 大

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ライフ・ハックというのは、生活に工夫を加えることによって生産性を向上させることである。いや、自己の能力の開発といった方が良いか。今回紹介する本では「頭の武道」と言っている。

本書の序章「はじめに」では人間コンピュータ、メンタート(Mentat)が紹介されている。訓練によって生身のままで驚異的な情報処理を行う人のことである。SF「デューン」のシリーズに出てくる、抜群の記憶力、数理的処理能力、戦略立案能力を備えた人のことである。

「頭の武道」:ライフ・ハック技術を駆使しても到底こんな人にはなれないのだが、全くやらない場合に比べたら、やった方がはるかに生産性が向上する。そういうライフ・ハック技術を以下の8つの領域に分けて紹介しているのが本書である:
「記憶」、「情報の処理」、「創造力」、「数学」、「意思決定」、「コミュニケーション」、「明晰さ」、「知性の健康」。

どこから読んでもいいのだが、小生が熟読したのは「創造力」の章。何かを創造するためには環境から種を入れないといけないという話から始まり、発想法、想像力を高める方法、夢を利用する方法、他の人になりきる方法、自らの発想の道筋をトレースする方法などが紹介されている。発想法だけでも、単純なアイディアのプールからランダムな組み合わせによって複雑なアイディアを構成する手法、de Bono(水平思考を生み出した人)のPO、Bob EberleのSCAMPER、金言・警句による手法など様々な方法が紹介されている。

ハウツー本の一種ではあるが、グレッグ・イーガンやファインマンなど理工系の人間が喜びそうな話からの引用がちりばめられており、無味乾燥にはなっていない。メンタートの話もそもそもそうである。自らをチューン・アップすることの楽しみが伝わってくる。

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