« リセールライトビジネスは新型ねずみ講なのか? | トップページ | リセールライトビジネスは経済の本質? »

2008.05.24

3つ目の大赤斑

今回は天文学の話。

木星に「大赤斑」という赤い目玉のような模様があるのをご存知の人もいると思う。これは、木星大気中の台風のような渦のことである。渦と言ってもすごく大きい。地球2、3個分ぐらいある。1665年にカッシーニによって発見されたので、少なくとも3世紀以上は存在し続けている長寿の渦である(実は一度消滅している可能性もあるらしい。詳しくはWikipediaを参照)。

大赤斑のほかに知られているのが、大赤斑の半分ぐらいのサイズの「小赤斑」。「小」と言っても地球一個分ぐらいある。3つの渦が合体してできたという。もとは白かったのだが、2005年ごろに色が変わって赤くなったらしい。

でこのたび発見されたのが3つ目の赤斑である:
木星に第3の目玉が出現 ハッブル望遠鏡が撮影(産経ニュース:2008.5.23)

ハッブル望遠鏡は偉いもので、次々と世紀の大発見をしてくれる。今回のもその一つである。

面白いのが、第3の赤斑と大赤斑は徐々に近づいているということ。8月ごろには衝突するらしい。その頃、珍しい天体ショーとして大きく報道されることだろう。

|

« リセールライトビジネスは新型ねずみ講なのか? | トップページ | リセールライトビジネスは経済の本質? »

アカデミック」カテゴリの記事

コメント

大赤斑、だいせきはん・・・。
響きだけ聞くと、なにやらものすごくおめでたいような感じがします。

投稿: おじゃまします | 2008.05.24 18:52

確かに入力しようとすると「大赤飯」になってしまいます。木星では何かおめでたいことがあったのかもしれません。

投稿: fukunan | 2008.05.25 12:03

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 3つ目の大赤斑:

« リセールライトビジネスは新型ねずみ講なのか? | トップページ | リセールライトビジネスは経済の本質? »